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飲み会や会合で「場の空気」を最速で読む方法

7月12日(木)6時00分配信 ダイヤモンド・オンライン

写真:ダイヤモンド・オンライン
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 あなたは、自分では気づかないまま、実はまわりに気を遣わせてしまっているかもしれません。「場の空気」を読むことは、ビジネスパーソンにとって、重要なマナーでありスキルです。新著『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』を出版した安田正氏が、同書の中から、いかに「場の空気」に自分をなじませるかの心得を伝授します。

● 場の空気を察知するのは 立派な気くばり

 私はかねがね、若い人たちに「飲み会に出たら、面白いことをひとつは言え」と言っています。

 なぜなら、その人1人が面白くないために、「場の空気」が死んでしまうことがあるからです。

 何も、飲み会を盛り上げる方法をここで述べたいわけではありません。

 その場の空気を敏感に察知して、そこにいかに自分を合わせるか。これが重要なのです。

 その場に自分が存在することによって、何かマイナスの現象が起きていないかをチェックすることは、立派な気くばりと言えるでしょう。

 たとえば職場仲間4、5人で一緒にお弁当を食べていたとしましょう。
 自分がそこに入っていったら、なんとなく場が沈んでしまった──それに対して、「なんでだろう?」と考える人と、まったく気づかない人がいます。

 あるいは、会社で○周年記念のパーティの席上、何人かでなごやかに談笑をしているところに、ある男性が入ってきたのですが、ひと言もしゃべりません。それどころか、自分がマイナスオーラ全開であることに気づいているにもかかわらず、「僕は、こういうキャラクターですから」という顔をして佇んでいる──こういう人、いませんか?

 「それが僕の特徴ですから、もう直せません」と開き直っている感じです。

● 「人見知り」だと 公言するのは他人に失礼?

 人気俳優でミュージシャン、エッセイストでもある星野源さんが、テレビのインタビューでこのようなことを言っていました。

 「以前はよく『僕は人見知りなんで……』と言っていました。でも数年前から、それがすごく恥ずかしいことに思えてきたので、言うのをやめました。

 なぜかというと、自分は人見知りなのだ、と言うことで、周囲の人に『だから気を遣ってくださいね』と言っているのと一緒だと思ったのです。

 それはすごく失礼なことだし、自分は何様なんだ、と思ったのです」

 その通りだと思います。

 みなさんには、人に気を遣わせたり、必要以上に「気くばりされる」人にはなってほしくありません。

 では、場の空気に素早く自分を合わせるには、どうすればいいのでしょうか。
● その場全体の雰囲気は 必ずキーパーソンに合わせられる

 そのために、いつもテンションを高くしている必要はありません。逆に、高すぎるテンションでふるまうと、空回りしてしまうことにもなりかねません。

 沈黙を恐れて、話を盛り上げようと必要以上に1人でしゃべっても、痛い人になってしまいかねません。

 大切なのは、最初の段階で、その場をしっかり観察することです。

 具体的には、

 ・その場にいる人たちは、どういう関係なのか

 ・その中で中心となっている、キーパーソンは誰か

 ・そのキーパーソンが好んでいる雰囲気はどのようなものか

 などです。

 たとえば飲み会などでも、その場の全体の雰囲気は、そこに何人の人がいようとも、必ずキーパーソンの好む雰囲気に合わせられているはずです。

 楽しい飲み会なら、明るくお酒を飲んで、酔っ払って多少騒ぐくらいでちょうどいいかもしれません。

 逆に、堅い人たちの集まっている静かな飲み会なら、決してハジけたりせず、静かに飲めばいいのです。
 私も大阪でお酒を飲むときは、普段以上にノリよく、親父ギャグを連発します。大阪の人は、笑わせてナンボ、笑いをとるのが正しい飲み方だからです。

● 相手を観察して 相手が考える「快適」をつかむ

 まずは観察すること。

 場のテンションや、そこにいる人たちにとっての「快適」は何かを探りながら合わせていきましょう。

 たとえば私の場合、日本全国で講演会やセミナーを行なっていますが、その土地柄に合わせて、話す内容を少しずつ変えることを意識しています。

 リアクションが大きく、打てば響くような反応が返ってくるお客様の場合は、随所にユーモアを交え、笑いをとります。

 逆に、身動きひとつせず、うなずきもせず、シーンとしているけれど真剣に聞いてくれている場合もあります。そこでは、決して笑いをとろうとはしません。心穏やかにゆっくり話します。

 話の聞き方も、相手に合わせること。

 大きくうなずきながら、快活に話を聞くのがいいのか。

 うなずきは控えめにして、真剣に話を聞き、メモをとるのがいいのか──。

 全員がワインが好きなテーブルについて、「とりあえずビール!」とは言えないのと同じです。

 相手が考えている「快適」をつかめたら、しめたもの。

 「あの人は気くばりができる人だ」「あの人といるとなぜか、話しすぎてしまう」と言われるようになるでしょう。
安田 正

最終更新:7月12日(木)6時00分

ダイヤモンド・オンライン

 

情報提供元(外部サイト)

週刊ダイヤモンド

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