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〔NY外為〕円下落、112円ちょうど(11日)

7月12日(木)6時43分配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク外国為替市場では、米中間の貿易摩擦激化への懸念がくすぶる中、テクニカル要因による円売り・ドル買いが進み、円相場は1月10日以来半年ぶりに1ドル=112円台に下落した。午後5時現在は111円95銭~112円05銭と、前日同時刻(110円95銭~111円05銭)比1円ちょうどの円安・ドル高。
 トランプ米大統領は前日、中国から輸入する2000億ドル相当の製品6031品目に対し、10%の関税を上乗せする追加制裁の手続きを開始すると発表。これをきっかけに、米中間の「貿易戦争」激化への懸念が高まり、リスク回避的な円買い・ドル売りが進行、東京市場では円は一時110円75銭付近まで上昇した。
 ただ、その後はこの円買い・ドル売りの流れが反転。ニューヨーク市場に入ってからは、テクニカル要因を背景とした持ち高調整の円売り・ドル買いが台頭し、円は一時112円17銭まで下落した。好調な米国経済や利上げ継続観測などを背景に、この日は円よりもドルを選好する意欲が見られた。
 市場関係者の間では、米中間の貿易摩擦は本格的な戦争には発展しないとの見方も依然根強い。
 邦銀筋はこの日の動きについて「米中の通商問題を嫌気して米株がリスクオフ姿勢を強める中での円安・ドル高進行には正直なところ意外感があった。ただ、5月に付けていた(ドルの)高値水準111円39銭を上抜けた時点で、テクニカルなドル買いが加速。原油、金などの商品相場下落や中国・人民元安もドルを支える要因となった」と指摘した。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1667~1677ドル(前日午後5時は1.1740~1750ドル)、対円では同130円71~81銭(同130円38~48銭)。(了)

最終更新:7月12日(木)9時27分

時事通信

 

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