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東条麻衣子:プラスチック削減テーマ株に注目【FISCOソーシャルレポーター】

7月11日(水)16時52分配信 フィスコ

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現在値
味の素 1,914.5 ---
ユニチカ 685 ---
帝人 2,212 ---
東レ 859.1 ---
クラレ 1,643 ---
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家東条麻衣子(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年7月11日9時に執筆

プラスチックゴミによる環境汚染を懸念する各国の動きが加速しています。

欧州委員会はプラスチック製の使い捨て容器(ストロー・マドラー・めん棒など)10品目を禁止する意向を発表していますし(施行開始までは3~4年と見られているようです)、オーストラリアでは使い捨てレジ袋を禁止に、インドでも25州で使い捨てプラスチックの禁止を州法で制定し罰金を命じる事例もでているなど英国・フランス・中国・オランダ・ケニアなど数十カ国でプラスチック製品の禁止やマイクロビーズの禁止の波が広がっています。

この動きを受けて、米国コーヒーチェーン大手のスターバックスは2020年までにプラスチック製の使い捨てストローの使用を世界中の店舗で廃止することを発表。資生堂は、ロレアルなどと協力してプラスチック容器の代わりに詰め替えパックの普及に乗り出しています。

日本ではまだ本格的な使い捨てプラスチック製品の規制は無いものの、プラスチックごみの規制に関連する銘柄は、世界の動きとともに今後大きな注目テーマになる可能性がありそうですから注目しておいても良いかと思います。


■味の素<2802>
トウモロコシ由来のポリ乳酸やサトウキビ由来のポリエチレンなど植物由来のバイオマスプラスチックを使用した包装設計を活用。

■クラレ<3405>
欧州の認証機関Vincotteにてバイオマスプラスチックの認証を取得しており、バイオマス由来のバリア材料フィルムを日本市場で展開。

■三菱ケミHD<4188>
自然界の土中の微生物の力で水と二酸化炭素に自然に分解される成分解性プラスチック(PBS)を製造・販売している。

■凸版印刷<7911>
基材フィルムの片面に溶融したバイオマスPEを薄くコーティングする押し出しラミネート技術を紙コップ原始に応用。バイオマスプラスチックを使用した製品シリーズを販売。

■カネカ<4118>
欧州の認証機関Vincotteにてバイオマスプラスチックの認証を取得しており、100%植物性のバイオプラスチックを欧州地域のプラスチック袋用途を中心に市場開拓を進めいている。

■日本製紙<3863>
木を構成する繊維をナノレベルまで細かくほぐすことで生まれるバイオマス素材(セルロースナノファイバー)でプラスチック成形容器、タイヤ、ゴムロール、パッキンなどを製造。キャップ付き紙容器の供給量は19年3月期、前期比5倍に増加する見込み。

他にも、ユニチカ<3103>、帝人<3401>、東レ<3402>などが挙げられる。

今後も世界でプラスチックごみに対する規制強化の動きは続くでしょうし、日本においても資生堂などの動きを筆頭にプラスチック容器削減の動きは広がることが予想されます。

先に挙げた銘柄群は、原油価格の上昇を受け、原料価格の高騰を懸念される化学や紙・パルプセクターのものが多く、全体的に株価は軟調に推移しているものが多いようにも見えますが、テーマとして考えると今後注目を集めることがあるかもしれないと個人的には思っております。


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執筆者名:東条麻衣子
ブログ名:株式注意情報.jp


《HT》
株式会社フィスコ

最終更新:7月11日(水)16時54分

フィスコ

 

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