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明日の戦略-週間下落も22500円台はキープ、来週は楽観と悲観のあいだで模様眺め

6月22日(金)16時58分配信 トレーダーズ・ウェブ

 22日の日経平均は3日ぶり反落。欧米株安と円高進行を嫌気して軟調な展開。寄り付きから大幅安となり22500円を下回った。安く寄ったぶん、その後は値を戻したが、週末で様子見姿勢も強い中、戻りは緩慢となった。後場はほとんど動きがなく、22500円近辺でのもみ合いに終始した。ただ、終盤にかけてはやや強含み、引け間際にきょうの高値をつけた。東証1部の売買代金は概算で2兆6600億円。業種別では、水産・農林、倉庫・運輸、鉄鋼などが上昇している一方、輸送用機器、パルプ・紙、保険などが下落している。自己株取得を発表したシークスが、後場プラス転換から上げ幅を広げた。反面、商標を無断で使用したとして、警察が社長を書類送検したと報じられたミクシィが後場大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1035/値下がり990と、日経平均が3桁の下落となる中、値上がりが値下がりを上回った。証券会社の投資判断引き上げが好感されたLINEが10%超の大幅上昇。スマート打刻サービスの開発を発表したアプリックスや、パナソニックとの資本業務提携を発表した佐鳥電機が急伸した。やや手がかり難の中、ライドオンEXやCSPなど、直近で大きな動きのあった銘柄を改めて物色する動きも見られた。一方、三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行が連日で安値を更新。独ダイムラーが大幅安となったことへの警戒から、トヨタやSUBARUが大きく売られた。下方修正を発表したキャリアや、上期上振れも市場の期待に届かなかったオプトエレクトロニクスは急落した。IPO銘柄は、上場2日目で高い初値をつけたZUUはストップ高で終えた一方、きょう新規上場のライトアップは初値をつけた後は失速した。

 日経平均は週間では下落となったが、22500円は上回り、13週線(22329円)や26週線(22348円)など、週足の節目も上回った。13週線と26週線が接近していることや、今週は底割れとはならなかった一方で、戻りも鈍かったことなどから、しばらくはレンジ相場が続くと予想する。5月21日の高値が23050円、5月30日の安値が21931円で、きょうの終値は22516円とほぼ中間点。22000円台前半では買い、後半では売りといった戦略が有効か。物色も、順張りよりは逆張りに妙味があると考える。


【来週の見通し】
 もみ合いか。米中貿易戦争激化への警戒から世界的に株式市場が不安定な動きを見せており、警戒感がくすぶり続けると予想する。一方で、今週は下値では買いも入っており、悲観一辺倒にもなりづらい。ダウ平均は21日まで8日続落で、そろそろ反発も期待できる局面。スケジュール的には月末で日米ともに経済指標の発表が多いが、発表が多いぶん、株価の反応も内容次第となりやすく、方向感に欠ける地合いが続きそう。材料や要人発言には短期的には神経質な反応を示すと考える。ただ、上でも下でも大きな動きが出た場合には、それが早々に修正され、楽観、悲観、どちらにも傾くことなく、模様眺めの様相が強まると予想する。


【今週を振り返る】
 軟調な展開となった。貿易摩擦激化への警戒が強まった一週間。米中双方から関税引き上げへの対抗措置の準備があると伝わった19日の日経平均は400円を超える大幅安となり、アジアや欧州にも売りが波及した。その後、為替が円安に振れたことから、押し目では買いも入ったが、米国ではダウ平均の下げが続き、国内でもメガバンクが連日で年初来安値を更新するなど、局所に弱い動きが見られる中、上値も抑えられた。注目IPOのメルカリは高い初値をつけたものの、ここに資金が集中したことで新興市場全体では軟調で、マザーズ指数はザラバの年初来安値を更新した。日経平均は週間では約334円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、日銀政策委員会・金融政策決定会合の主な意見(6/14~15開催分)(6/25)、5月企業向けサービス価格指数、20年国債入札(6/26)、5月商業動態統計、2年国債入札(6/28)、6月都区部消費者物価指数、5月完全失業率、5月有効求人倍率、5月鉱工業生産、6月消費動向調査、5月住宅着工統計(6/29)などがある。

 決算発表は、壱番屋、オークワ、しまむら、高島屋、タキヒヨー(6/25)、パレモ・HD、ピックルス、ハピネス&D、瑞光、ライトオン(6/26)、安川情報、夢の街、ハイデ日高、NaITO、パルコ(6/27)、ニトリHD、Jフロント、象印、ハローズ、銚子丸、スター・マイカ、ストライク、ナガイレーベ、ヒマラヤ(6/28)、ダイセキソリュ、トライステージ、ソーバル、アダストリア、トシンG、DCM、WNIウェザー、マルマエ、スギHD、ケーヨー、ジャステック、ダイセキ(6/29)などが予定している。

 海外では、独6月Ifo景況感指数、米5月シカゴ連銀全米活動指数、米5月新築住宅販売(6/25)、米4月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米6月消費者信頼感指数(6/26)、米5月耐久財受注、米5月NAR仮契約住宅販売指数、米5年国債入札(6/27)、米1-3月期GDP確定値(6/28)、米5月個人所得、米5月個人消費支出、米6月シカゴ購買部協会景気指数(6/29)などが注目される。

 米企業決算では、IHSマークイット、レナー(6/26)、ゼネラル・ミルズ(6/27)、ナイキ、アクセンチュア、マコーミック(6/28)などが発表を予定している。
小松

最終更新:6月22日(金)16時58分

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