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【日経新聞1面】日本でもIPOよりM&Aによる資金調達が増える傾向にある【本日の材料と銘柄】

6月21日(木)12時46分配信 フィスコ

現在値
ハウス 3,937 +47
田辺三菱薬 1,939 +57
ファナック 21,170 -895
KDDI 3,155 +13
日本でもIPOよりM&Aによる資金調達が増える傾向にある
スタートアップ、上場より大企業傘下 1-5月、M&Aが上回る

日本のスタートアップ企業が、成長資金の確保や市場開拓を狙い大企業による買収を選ぶ動きが広がっている。2018年1-5月の国内の未上場企業の買収は26件と前年同期比で3割増の過去最高ペースで、新規株式公開(IPO)件数の25件を上回っており、年間でも17年の49件を上回る勢いになっている。日本は米中に比べ新興企業に集まる資金が少なく、新たな技術革新を生む土壌が乏しかったが、IPOに加え大企業の資金や技術を活用する選択肢が増えれば、スタートアップのすそ野拡大や技術革新のスピード向上につながる。

スタートアップとは短期間で急成長を目指す未上場の若い企業のこと。米国はスタートアップが投資を回収する場合の9割がグーグルなど大企業によるM&Aで、日本はIPOが主軸だったが18年はM&AがIPOを上回ることになりそうだ。IPOはスタートアップが成長資金を得る有力な手段だが、準備に2年程度の時間がかかる。技術動向など競争環境が激しくなり、新興企業が大企業からの買収を積極的に受け入れている。大企業は手元資金が潤沢で人材やグローバルな販路などでも蓄積があり、相乗効果が見込めることになる。

KDDI
<9433>は17年8月にIoT関連のソラコムを200億円、田辺三菱製薬
<4508>は17年11月にステリック再生医科学を35億円で買収。ファナック
<6954>はロボットを長年自前で開発してきたが協働型では「まだ不十分」(稲葉善治会長)と判断し、18年2月に人と協働するロボット開発のライフロボティクスを傘下に収めた。大和ハウス工業
<1925>は18年4月に小売業向け決済サービスのロイヤルゲートを子会社にした。「IoT」や「AI」の重要性が高まり世界経済は急速にデジタル化が進展する中で、大企業と若い企業が組む動きが広がっている。日本でも、新しい技術に敏感な若い企業の資金調達の手段として、これまではIPOが中心だったが、M&Aなどへと多様化が進む方向にある。




<9433>KDDI   {総合通信大手、「au」での携帯電話事業、CATVのJ:comも傘下}
<4508>田辺三菱  {三菱ケミカル系医薬品製造、抗リウマチ薬が主力}
<6954>ファナック {NC装置の世界シェア50%、産業用ロボットも世界トップ級}
<1925>大和ハウス   {戸建住宅の最大手、賃貸集合住宅や商業用建築も手掛ける}
※この記事は、無料のスマートフォンアプリ「FISCO」に先行配信された記事を転載したものです。
《HT》
株式会社フィスコ

最終更新:6月21日(木)12時46分

フィスコ

 

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