ここから本文です

欧州市場サマリー(19日)

6月20日(水)4時23分配信 ロイター

[19日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。米中が全面的な貿易戦争に突入することへの警戒感が広がった。百貨店チェーンの期待外れの業績も足を引っ張った。

FTSE100種総合株価指数<.FTSE>は0.36%下落。中小型株で構成するFTSE250種<.FTMC>は0.78%下がった。メイ首相の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の計画を巡る政治情勢も懸念材料だった。

百貨店チェーン、ディベンハムズ<DEB.L>が10.7%値下がりした。競合他社の値下げなどで、6カ月間で3度目となる利益下方修正をしたことが嫌気された。

老人ホーム建設の国内最大手、マッカーシー・アンド・ストーン<MCS.L>も利益の下方修正をきっかけに17.1%の急落となった。

建機レンタルのアシュテッド<AHT.L>も業績が投資家の失望売りを招き、4.4%下落した。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。米中の貿易摩擦が深刻化し、自動車や鉱業、ハイテク株が売り込まれた。

ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は1.22%下落。トランプ氏が次の課税の標的とする自動車メーカーの株価が軟調で、BMW<BMWG.DE>、ダイムラー<DAIGn.DE>、フォルクスワーゲン<VOWG_p.DE>が0.8%から2.4%値下がりした。

欧州企業は一般的に、米企業よりも世界経済からの影響を受けやすく、各国が関税をかけ合う状況に弱い。欧州企業は売り上げの約18%を北米から、9%を中国から得ている。新興国からは32%に上る。

多国籍企業では、ドイツのスポーツ用品大手アディダス<ADSGn.DE>が2.5%下落した。高級ブランドのフランスのエルメス<HRMS.PA>やLVMH<LVMH.PA>なども売られた。ドイツの総合電機大手シーメンス<SIEGn.DE>や欧州航空機大手エアバス<AIR.PA>も値下がりした。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 米中貿易摩擦が激化するとの警戒感から安全資産に対する需要が増大し、ユーロ圏中核国の国債利回りが低下した。ただイタリア国債利回りは市場が「リスクオフ」となる中、例外的に上昇した。

この日はこのほか、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がECB年次フォーラムで行った講演がハト派的だったことも、ユーロ圏国債の利回りの抑制要因となっている。

独10年債<DE10YT=RR>利回りは一時0.35%と、2週間半ぶりの水準に低下。終盤の取引では前日比2.5ベーシスポイント(bp)低下の0.37%となっている。 同利回りが低下するのは6営業日連続。

仏10年債<FR10YT=RR>やオランダ10年債<NL10YT=RR>など大部分のユーロ圏高格付け債券の利回りも低下した。

一方、イタリア国債利回りは上昇。イタリア2年債<IT2YT=RR>利回りは一時0.67%と約10bp上昇。終盤の取引では0.63%となった。イタリア10年債<IT10YT=RR>利回りは一時2.61%を超えたが、終盤の取引では2.56%近辺となっている。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

最終更新:6月29日(金)7時12分

ロイター

 

【あわせて読みたい】

ヘッドライン