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【個別銘柄】村田製など電子部品が大幅高、任天堂上昇、半導体は安い

6月15日(金)11時40分配信 Bloomberg

15日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

村田製作所(6981)など電子部品:村田製が前日比7%高の1万8240円、太陽誘電(6976)が14%高の2935円。クレディ・スイス証券では韓国、中国、台湾でハードウエアや半導体・ディスプレー、電子部品の需要などに関する定例市場調査の結果、足元で日系の積層セラミックコンデンサー(MLCC)メーカーが大手顧客に対し、20ー30%程度の値上げ交渉を開始したことを確認したという。これを受けて村田製の投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を1万5200円から2万6000円に上げたほか、太陽誘電は「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2130円から4000円に上げた。このほかセラミックコンデンサーを手がけるTDK(6762)も連想買いから5.7%高の1万1490円。

任天堂(7974):1.7%高の3万7760円。14日に関東財務局に提出された変更報告書によると、米投資顧問のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントなど3社の保有比率が10.76%になったことが分かった、従来は9.44%。また、ジェフリーズはリスク・リワードの不均衡は好都合だとし、投資判断「買い」を継続。14日に同証が行った任天堂に関する投資家向けミーティングでは、最近のゲームパイプラインの販売トレンドは期待通りという点を確認したという。

オリエンタルランド(4661):2.5%高の1万1960円。 2500億円を投じテーマパーク「東京ディズニーシー」を拡張する。映画「アナと雪の女王」のアトラクションやディズニーホテルなどを建設、2023年3月期中の開業を目指す。野村証券は、建設期間の中で計3カ所のエリアとホテルを完成させるスピードと、新しいテーマポートそのものの充実度は同証想定を大幅に上回りポジティブと評価。高い集客力を発揮すると予想した。

半導体関連株:東京エレクトロン(8035)が4.9%安の1万9080円、アドバンテスト(6857)が4.2%安の2322円、ディスコ(6146)が3.5%安の1万9970円など。クレディ・スイス証券は、今後は半導体製造装置セクターでの設備投資計画や業績の下方修正が顕在化するとし、より慎重な投資スタンスを推奨した。アジア市場の調査ではDRAMの設備投資凍結、NAND装置搬入計画の遅延が見られるとし、19年の半導体前工程製造装置については19年の投資計画を11%減の450億ドルと見込む。

第一三共(4568):3.9%高の4017円。経皮吸収型の持続性がん疼痛治療剤「フェンタニルクエン酸塩1日用テープ『第一三共』」を15日に新発売した。1日1回の貼り替え型で、中等度から高度の疼痛を伴う各種がんで使用されるオピオイド鎮痛薬。フェントステープの後発医薬品で、今後の置き換えと収益貢献が見込まれた。

イマジニア(4644):6.3%高の1063円。任天堂のゲーム機「スイッチ」向けソフト「フィットボクシング」を今冬に世界同時期発売する。フィットボクシングはボクシングトレーニングを安全で効果的に行うことを目的に開発され、本格的なボクシングプログラムを手軽に体験できるようスイッチ向けにアレンジ、ゲーム感覚でエクササイズを楽しめる。日本国内の発売元はイマジニア、日本以外の発売元は任天堂。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):6.7%高の5550円。大和証券は投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を6080円から6200円に上げた。欧米開発子会社を中心に新規タイトルの増加や投入サイクルの安定化でパッケージゲームソフトウエアの出荷本数が増え、海外売上高比率の上昇を伴う収益水準の一段上昇を見込む。「ファイナルファンタジーⅦ リメイク」の寄与で20年3月期は大幅な営業増益を予想した。

オハラ(5218):500円(23%)の2719円とストップ高。18年10月期の営業利益計画を18億円から前期比57%増の27億円に上方修正した。半導体露光装置向けの高均質ガラスの販売増加や耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス「ナノセラムTM」の好調持続を見込む。1株20円としていた期末配当は30円に増額した。

西松屋チェーン(7545):9.9%高の1338円。3-5月期営業利益は前年同期比22%増の32億4800万円だった。入園・入学・新学期用品などの雑貨商品に加え、プライベートブランドのレイン用品や春物衣料品が好調に推移。人件費や広告宣伝費などの削減で販売管理費を抑制したことも利益を押し上げた。

ステラケミファ(4109):3%高の3900円。東海東京調査センターは投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」、目標株価を2090円から4380円に上げた。収益は前下期に原料無水フッ酸の価格高騰の影響で一時的に悪化したが、原料価格が一定の落ち着きを見せているほか、価格転嫁が進展すること、半導体向け需要の好調などで今期利益計画は保守的とみる。19年3月期営業利益予想は40億円と会社計画26億円を上回ると分析、来期は45億円と試算した。

バリューゴルフ(3931):14%安の2484円。2ー4月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比79%減の500万円。主力のゴルフ事業で「1人予約ランド」の契約ゴルフ場数、予約者数の増加傾向で売上高は1.9%増えたが、先行投資費用が響いた。営業利益で前期比30%増の2億1500万円とする19年1月期計画に対する進捗(しんちょく)率は2.3%。

ペッパーフードサービス(3053):6.3%安の5080円。立ち食いステーキチェーン店「いきなり!ステーキ」の5月既存店売上高は前年同月比9.8%減と2カ月連続で前年実績を下回った。客単価は微減だったが、客数は同9%減と減少幅が拡大。

ライクキッズネクスト(6065):21%高の1400円。18年4月期の営業利益は前の期比7.1倍の4億6300万円。認可保育園・学童クラブなど公的保育施設の開発、企業主導型の事業所内保育施設の運営受託などを強化した結果、売上高が20%以上増えた。19年4月期は16%増収を見込む半面、前期計上した認可保育園の一時的な運営補助金の反動などを見込む。

ビューティーガレージ(3180):12%高の2722円。18年4月期の営業利益は前の期比17%増の6億4800万円。理美容化粧品やエステ化粧品、ネイル・まつ毛材料など主力の物販事業が好調だった。19年4月期は15%増の7億4200万円と計画、1株配当は10円と前期9円からの増配を見込む。

トレイダーズホールディングス(8704):18%安の94円。過去の財務諸表に会計上の誤びゅうの可能性について、社内で検討を進めてきたが、より専門的で客観的な調査が必要と判断し、外部の公認会計士や弁護士がで構成される外部調査委員会の立ち上げを決めた。調査結果次第で5月に公表した18年3月期決算の内容、過年度財務諸表の訂正する可能性があるとした。
Shintaro Inkyo

最終更新:6月15日(金)15時14分

Bloomberg

 

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