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じょかじょか:SBIVC運営販売所「VCTRADE」は短期好材料ではない?【FISCOソーシャルレポーター】

6月11日(月)10時15分配信 フィスコ

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家じょかじょか氏(ブログ「黙ってガチホせんかい!!」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年6月7日0時に執筆

こんにちは。ブログ「黙ってガチホせんかい!!」を運営しているじょかじょかです。

唐突ですが、あなたはリップル(XRP)を保有していますか。仮想通貨の世界では、リップル保有者を「リップラー」と呼びます。投資をする人は誰しもが知っているあの会社の公式発表により、リップラーが狂喜乱舞しています。

☆SBIグループが仮想通貨の世界に・・・!

2018年6月4日、SBIバーチャル・カレンシーズ(以下、SBIVCという)が仮想通貨販売所サービスの公式リリースを発表しました。SBIVCはSBIグループの1つです。ご存知の通り、SBIグループは住信SBIネット銀行やSBI証券を始めとして、企業数40を上回っている規模感です。

さて、そのSBIVCが発表した仮想通貨販売所「VCTRADE」は、良くも悪くも特別な仕様でした。

★リップルオンリー

VCTRADEの現在の取引通貨ペアはなんと、「XRP/JPY」のみです。

コインマーケットキャップによると、現在(6月7日)の仮想通貨時価総額ランキングは、1位がビットコイン(BTC)で、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)そしてビットコインキャッシュ(BCH)の順です。最も需要の高いBTCが選択されず、あえて時価総額3位のXRPのみが最初に上場されたことで、リップラーは喜びの限りを尽くしています。

※なお、SBIVC公式サイトにて、今後BTC、BCH上場予定と発表されています。

大注目のVCTRADEですが、果たしてどこまでの好材料と判断すれば良いのでしょうか。
考察を踏まえてお伝えします。


☆気になる点(事実)

VCTRADEの仕様には、気になる点が2つ存在します。

まずは「販売所」である点です。(※取引所:ユーザー同士が「板」を利用して売買する
販売所:ユーザーからではなく、販売元である販売所から買う)業界最小スプレッドを目指すことを明言しているSBIVCですが、現実問題として取引所のライバルは強大です。ビットフライヤーや(再開後の)コインチェックと対等以上に渡り合う必要があります。

またXRPにフォーカスすると、XRP売買手数料無料の取引所であるBitbank.ccが立ちはだかります。Bitbank.ccは月間ではありますがXRP取引所取引高世界1位を記録したこともあり、ファン層も厚いことが分かります。


次に、仮想通貨の入出金が出来ない点も気になります。

現状リップラーは、SBIVCにXRPを預け入れることが出来ません。SBIVCでXRPを保有するには、JPYを入金しXRPを購入するしかなく、これは仮想通貨の「通貨としての特徴」を1つ失うことに他なりません。

業界最小スプレッドであっても、毎取引毎に必ずスプレッドが発生するため、短期売買には向かない仕様とも言えます。


★気になる点(考察)

ビジネスを行う際は、必ずターゲットを設定します。例えばカフェを始める際に、「30代営業サラリーマン」をターゲットとしましょう。ピンク色に統一した店内に、インスタントコーヒー、インスタ映えするレインボーかき氷も置き、原宿に出店します。

いかがでしょうか。

30代営業サラリーマンは、入りにくいにも程がありますね。ターゲット設定を事前に行い、需要を満たすアプローチがビジネスの基本です。


話はSBIVCに戻ります。上記2つの気になる点を踏まえると、SBIVCの設定したターゲットは「既存の仮想通貨投資家」では無いと推測できます。SBIVCは、これから仮想通貨投資に興味を持ち始める方や、SBIグループの既存ユーザーをメインターゲットとしている可能性が高いのではないでしょうか。

2017年9月26日にSBI証券は400万口座を達成し、新規口座開設ユーザーのうち8割が投資未経験者であると発表しています。

そして、2017年11月15日には、住信SBIネット銀行は300万口座を達成しています。SBIVCは、まだ仮想通貨投資を行っていない彼らにアプローチし、潜在的需要を掘り起こすのではないかと個人的に見ています。

よって、上記の流れに打って出るまで、SBIVCに関連する発表は「短期的好材料」にならないと判断しています。



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執筆者名:じょかじょか
ブログ名:黙ってガチホせんかい!!


《HT》
株式会社フィスコ

最終更新:6月11日(月)10時16分

フィスコ

 

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