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明日の戦略-こう着相場の中で個別は荒い動き、円安に期待も薄商いは警戒材料

5月28日(月)16時50分配信 トレーダーズ・ウェブ

 28日の日経平均は小幅続伸。序盤は買いが先行して上げ幅を広げたが、22500円から上は重く、次第に売りが優勢となりマイナス転換。前場は小幅な下落で終えた。後場は手がかり難からこう着感を強める展開。前週末の終値近辺での小動きが続いたが、終盤にかけては為替が円安方向に振れたことから買いが入り、プラス圏を確保して終えた。東証1部の売買代金は概算で1兆8100億円と、4月2日以来、約2カ月ぶりの2兆円割れ。TOPIXは下落し、前場はプラスで終えたマザーズ指数やジャスダック平均などもマイナスで終えるなど、全体的には手詰まり感の強い地合いとなった。業種別では空運、パルプ・紙、不動産などが上昇しており、石油・石炭、鉱業、海運などが下落している。メディアプロモーションを手がける企業の株式取得が好感されたスペースシャワーネットワークがストップ高。反面、証券会社が投資判断を引き下げたホシデンが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり870/値下がり1107と売りが優勢。イワキは上方修正が、イワキポンプは株式分割が好感されてそれぞれ大幅高。ソラストも株式分割を材料に買いを集め、オンキヨーが決算を受けて急伸した。新たな材料には乏しい中、豊商事やALBERT、やまねメディカルなどがストップ高となるなど、直近急騰銘柄を改めて物色するような動きが見られた。一方、原油価格下落を受けて、国際帝石やコスモエネルギー、富士石油などが大幅安。総じて市況関連銘柄には厳しい流れとなった。需給悪化が嫌気された銘柄は容赦なく売られており、公募・売り出しを発表した清水銀行や三谷産業が急落した。地政学リスク後退を受けて、細谷火工や石川製作所など防衛関連銘柄がそろって値を崩した。

 日経平均は上昇して終えたものの、プラス圏とマイナス圏を行き来する方向感に乏しい展開が続いた。今晩の米国株は休場のため、あすも材料難の地合いが想定される。指数の動きが大きく出ない一方で、個別は上昇、下落銘柄ともに値動きが荒くなっている。全体的に煮詰まってきている感が強く、短期的には波乱も想定しておく局面か。一方、ドル円は円安一服感が強まっていたが、109円を割った後は切り返しており、この点は期待できる材料。再び110円台に乗せてくるようなら、直近の円高はスピード調整であったとの見方も強まる。指数はきょうは22400円は割り込まず、26週線(22368円、5/28時点)より上を保った。26週線がサポートになるかという点は引き続き注目しておきたい。また、スケジュール的に仕方ない面もあるが、東証1部の売買代金は概算で1兆8100億円と極めて低水準となった。薄商いが続くようだと、相場も不安定となりやすいため、あす以降、回復傾向が見られるかは注視しておきたい。
小松

最終更新:5月28日(月)16時50分

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