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【これからの見通し】まずはリスク回避動向をチェック、ドル円の下値を確認へ

5月23日(水)15時55分配信 KlugFXニュース

【これからの見通し】まずはリスク回避動向をチェック、ドル円の下値を確認へ

 昨日のNY株式市場は大幅安で引けた。序盤は中国が自動車の輸入関税の引き下げを発表したことが好感されて買いが先行した。しかし、トランプ米大統領が米朝首脳会談の実現性について懐疑的な見方を示したことで一気に株式市場が崩れた経緯がある。

 東京市場でも円高が進行し、ドル円は110円台前半、ユーロ円は130円台割れなどへと下落。日経平均は270円安で取引を終えた。足元の米株先物の時間外取引では、ダウ平均先物が50ドル超安と引き続き軟調。

 このあとの海外市場では株安・円高の連鎖がどの程度進むのか。ドル円やクロス円に買い場を見つけることができるのかを探る展開となりそうだ。

 イベント予定は比較的多い。米国ではMBA住宅ローン申請指数(18日までの週)、新築住宅販売件数(4月)などの経済指標や米週間石油在庫統計が発表される。債券市場では、米2年物変動利付債(160億ドル)と米5年債(360億ドル)の入札が実施される。そして、最も注目されそうなイベントが米FOMC議事録(5月1日、2日開催分)の発表となる。

 年内の利上げ回数の見通しに加えて、中立金利水準の議論といった利上げの目標水準まで見据えた可能性がある。また、利回り曲線(イールドカーブ)の形状がフラットニング化からさらに逆転現象におよぶリスクがあり、その辺りの議論も注目されそうだ。

 このあとのロンドン・欧州市場では、ドイツとユーロ圏のPMI・速報値(5月)、英国の消費者物価指数(4月)など一連の物価指標の発表が予定されている。英消費者物価指数では、前年比の伸びが+2.5%と前回並の水準と予想されている。コア前年比は+2.2%と前回の+2.3%からやや鈍化する見込み。

 また、一部報道によると、メイ英政権の内部対立が激しくなっており、年内に総選挙が実施される可能性がおよそ25%としていた。ありえないことではなくなっているようだ。イタリア首相の指名については、五つ星が推薦しているコンテ教授に経歴詐称疑惑が持ち上がっており、今週中に決まることが困難になっている面も。欧州通貨主導のリスク回避の動きも想定されよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

最終更新:5月23日(水)15時55分

KlugFXニュース

 

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