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資産運用のゴールはいつ?投資の終わりは60歳?

5月23日(水)21時40分配信 あるじゃん(All About マネー)

◆資産運用とは、時間をマネジメントすること

投資における失敗の原因のほとんどは、ゴール設定をしていないことにあります。時間があるのに焦ってしまったり、時間がないのに賭けにでたりと。ゴールを知るためにライフプランが必要なのですが、むずかしいライフプランなど面倒だという人は、投資のゴールは60歳だ、と思っておけば間違いありません。
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投資における失敗の原因のほとんどは、ゴール設定をしていないことにあります。時間があるのに焦ってしまったり、時間がないのに賭けにでたりと。ゴールを知るためにライフプランが必要なのですが、むずかしいライフプランなど面倒だという人は、投資のゴールは60歳だ、と思っておけば間違いありません。
すべてのことにはスタートがあり、ゴールがあります。しかし、人は自分の立っている時間軸を意識することができずに今に執着してしまいがちです。目前の混沌に頭を突っ込んだ状態で、一喜一憂を繰り返しながら何十年も走り続けしまうのです。

◆資産運用のゴール設定

時間軸を意識しないままに「お金を増やしたい!増やしたい!」と焦ると、とんでもないことになったりします。資産運用とは、時間をマネジメントすることだからです。資産運用で失敗しないためには、ゴール設定が重要です。もちろんゴールは人によってさまざまなのですが、一般的には日本人は資産運用のゴールは60歳と心得るべきでしょう。そう考えることで投資のリスクに自分なりに対応することができます。

意識は行動を変えてくれます。たとえば、60歳を過ぎていたり間近に迫っている人であれば、過剰な投資リスクを避けることができます。お金にまつわるトラブルで被害者の多くが高齢者であることを考えると、「60歳=投資の終わり 」と考えることは一定の予防策となります。

逆に60歳までにたっぷりと時間がある若者であるならば、じっくりと長期投資に打ち込むことができます。長期投資は複利の効果により莫大なリターンをもたらしてくれます。一時的に資産が半分になってしまおうが気に病む必要はありません。きっと30年かければ資産は10倍になっていてもおかしくありません。堂々とハイリスク・ハイリターンを狙いにいきましょう。ところで、ゴールは65歳や70歳ではなくて、なぜ60歳なのでしょうか?ゴール設定によってどんな投資パターンが得られるでしょうか?

◆なぜ60歳なのか?

ゴール設定の効用は理解できるけれど、なぜ60歳なの?と思われる人もいるでしょう。ガイドが考える60歳の意味とは……。

・60歳を過ぎたら給料はもらえないと覚悟しておく
元気なうちはいつまでも働きたい!と考えるのは健全なことですが、それが経済的な必要に迫られているとしたら、少し寂しいことです。60歳を過ぎたら給料をもらわなくてもやっていける人生設計を行っておきましょう。

・60歳を過ぎると投入するニューマネーはないと想定する
金銭的な理由で働く必要がない状況を作ると、あとはお金は出ていくのみです。ニューマネーがなければ投資もできません。頼りは、それまでに築いてきた資産ポートフォリオからのリターンです。

・資産の引き出しが60歳から始まると備えておく
<60歳でリタイア=新規投資の停止=生活資金の引き出し>と単純に考えて備えれば安全です。その意味では、60歳までに投資ポートフォリオを完成させておくことが理想です。

◆投資パターンを描く

では60歳をゴールとした時に、どんな投資パターンが存在するでしょうか?例えば、現在35歳で手持ち資産が500万円、60歳まで毎月3万円を投資できて60歳時には3,000万円を作りたいと考えれば、その人の必要収益率は4.1%です。すると、債券半分・株式半分という穏やかな資産配分で目標達成が可能です。もう少しチャレンジングなケースでは、35歳、現在500万円保有、毎月3万円投資で60歳時に6,000万円が目標であれば、その人の必要収益率は7.6%となり、株式主体の資産配分でリスクを負っていけばいいのです。

以上のようなシミュレーションも、60歳をゴールとする前提があったればこそ計算できるものです。自分の投資ニーズを明らかにして、具体的な収益率目標を持つために、自分の資産運用のゴール設定をしてください。もちろん、60歳ゴール説は、一般的な仮説です。自分の収入が65歳まで保証されているならば、65歳がゴールですし、自営や自由業で、定年がなく、長く働くことができるならば、70歳がゴールの人もいていいと思います。ただし、ゴールを先延ばしにするほどに、自分の健康リスクも高まりますから、安易な先延ばしにはご注意ください。
北川 邦弘

最終更新:5月23日(水)21時40分

あるじゃん(All About マネー)

 

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