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来週の東京外国為替市場見通し=米長期金利にらみ、中東情勢には注意

5月11日(金)17時29分配信 モーニングスター

 予想レンジ:1ドル=108円60銭-110円50銭

 7-10日の週のドル・円は上昇した。週前半は売り買いが交錯したが、週半ばから上げ基調を強めた。週明け7日は往って来い。軟調スタートとなった日経平均株価の下げ渋りを受けて持ち直したものの、トランプ米大統領がイラン核合意に関する判断を8日に表明するとしたことからドル売りが先行。8日、米長期金利の上昇を背景にドルが買われた。米国がイラン核合意からの離脱を正式に表明すると一時的にドル売りが加速したが、9日は原油先物価格の上昇や米長期金利の上昇を背景にドル・円は急伸。リクルートによる米グラスドア買収も思惑的なドル買い・円売りを誘ったとの見方がある。10日は米長期金利の低下や市場予想を下回る米4月CPI(消費者物価指数)を嫌気したドル売りが優勢となった。

 14-18日は、引き続き米長期金利をにらんだ展開となりそうだ。日米の金利差拡大を見込んだ動きが継続するか注目される。一方、トランプ米大統領がイラン核合意からの離脱を表明しており、中東情勢の緊迫化は懸念材料。原油先物価格の上昇でインフレが加速するとの思惑からドル売り一巡後は底固く推移しているが、状況が悪化すれば地政学リスクを意識した動きが出る恐れもあり、引き続き中東情勢には注意を払っておく必要がありそうだ。主な経済指標は、国内で1-3月期GDP(国内総生産)、4月CPI(消費者物価指数)など、米国で米4月小売売上高、住宅着工件数など。この他、FOMC(米連邦公開市場委員会)の投票権を有するメスター・クリーブランド連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁の発言機会がある。

 ドル・円は3月に年初来安値を106円60銭台前半まで切り下げたあと戻り歩調。5月に入って3カ月ぶりに110円台を回復する場面も見られた。次は54週移動平均線(110円50銭近辺)や、フシ目の111円が上値メド。下値メドは5月安値の108円60銭近辺。

提供:モーニングスター社

最終更新:5月11日(金)17時29分

モーニングスター

 

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