ここから本文です

株式明日の戦略-半導体株が買われ終日堅調、あすは材料満載も短期調整には要警戒

4月26日(木)23時29分配信 トレーダーズ・ウェブ

 26日の日経平均は反発。海外市場の落ち着きや円安を好感して買いが優勢の展開。好決算の東京エレクトロンが大幅高となり、半導体株全般に買いが入ったことで、指数も上げ幅を広げた。後場は前場の高安の範囲内で値幅も60円程度と小動きであったが、堅調な地合いが継続し、3桁の上昇を維持して終えた。業種別では電気機器、食料品、倉庫・運輸などが上昇しており、石油・石炭、鉄鋼、その他製品などが下落している。昼休みに決算を発表したマネックスグループは、前場のマイナスから後場は一転買い気配となり、ストップ高で終えた。反面、後場に決算を発表した第一工業製薬は、今期の減益見通しが嫌気され、決算発表後に大きく値を崩した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1243/値下がり765と買いが優勢。東京エレクトロンは寄り付き以降も上値を伸ばして8%超の大幅上昇。SCREENやディスコ、アドバンテストなどが連れ高した。決算が好感された日本航空電子や山洋電機が急伸。バリューコマースやOBCはストップ高まで買われた。上方修正を発表したグランディハウスなども大幅高。大口受注の獲得を発表したインスペックが騰勢を強めた。一方、エムスリーが決算失望で大幅安。JSRや日本車輌、ソフトバンクテクノロジー、ボヤージュなども決算を材料に大きく売られた。HEROZは売りが止まらず連日の大幅安。アイペットも急落と、直近上場銘柄は手じまい売りに押された。そのような中、上場2日目で高い初値をつけたベストワンは、終値が初値を上回り、しっかりとした動きが続いた。

 あすは材料が結構多い。今晩欧州では、ECB理事会およびドラギ総裁の会見が行われる。米国では、経済指標では3月耐久財受注、決算ではアマゾンやインテル、マイクロソフトなどの決算が注目される。国内では任天堂やコマツ、ファナックなどの決算反応が大きく注目を集めるだろう。昼休みには日銀金融政策決定会合の結果が発表され、引け後には黒田総裁の会見が控えている。南北首脳会談も開催され、あすの夜には米国で1-3月期GDPが発表される。日銀会合の結果発表前と後では相場の雰囲気は変わりやすいし、場中にも企業決算が多く発表される。東京市場は三連休前、かつ大型連休突入のタイミングでもあり、指数の動きは荒くなる展開も想定される。

 引け後の決算では、コマツの内容は保守的な感が強く、ファナックの見栄えは悪い。そのため、どちらも売りに押される可能性がある。コマツは先日のキャタピラー急落を受けた下げで悪材料を一定程度織り込んだかどうかがポイントになる。ただ、今回の決算とキャタピラー経営陣のコメントを踏まえると、なかなか先行きには期待は持ちづらく、建機やインフラ関連はしばらく上値が重くなるかもしれない。ファナックは今期3割超の営業減益計画。ただ、ここは期初計画はかなり控え目で、後から上方修正してくる傾向があり、弱めの見通しを嫌気して下げるようなら押し目を拾うのも一考。ただし、東京エレクトロンのような満点決算が続かなかったことで、全体がガイダンスリスクを改めて意識する展開には警戒を払っておく必要がある。日経平均はきょうも26週線が壁となった。米国株もまだ不安定な展開が続いている。来週の東京市場は営業日が2日(5/1、5/2)しかなく、短期的には市場の空白期間の波乱を警戒して、リスク回避の売りに押される可能性がある。

最終更新:4月26日(木)23時29分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・プレミアム

トレーダーズ・プレミアム

DZHフィナンシャルリサーチ

株式情報会員専用サービス
入会受付中

月額10,000円(税別)

外資系動向やIPO情報でおなじみの 『トレーダーズ・ウェブ』 には、旬の銘柄がわかる「話題の銘柄」や、反転シグナルが出た銘柄をスクリーニングした「初動銘柄」など、注目情報が盛りだくさん!

【あわせて読みたい】

ヘッドライン