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「はまってしまった」。広がり始めたフリマアプリ利用、中高年の声

4月26日(木)13時40分配信 THE PAGE

 スマートフォンを使って、個人が不要な服や小物を売買できるフリーマーケットアプリの勢いが続いています。4月に入って国内最大手のメルカリが、「近く東証に上場する見通し」という報道もされました。同社は「様々な可能性を検討しておりますが、現段階、決定している事実はありません」とコメントしていますが、フリマアプリ人気を見込んで市場は熱い視線をそそいでいます。

 これまでフリマアプリの利用者は10~20代の特に女性というデータがあがっていましたが、最近は40、50代の中年層にも利用者が広がっているとみられます。利用する中高年の声をいくつか拾ってみました。

昨年は半数以上「知らない」だったが、興味を持つ中高年急増

[イメージ]不要になったものをスマホのフリマアプリで。若者だけでなく中高年にも広がりつつあるようです(写真:アフロ)
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[イメージ]不要になったものをスマホのフリマアプリで。若者だけでなく中高年にも広がりつつあるようです(写真:アフロ)
 メルカリは昨年末、全世界で1億ダウンロードを達成したことを発表。うち国内のダウンロード数は6000万超で、一日の出品数は100万品を超えているといいます。個人間売買ではネットオークションが先行していましたが、フリマアプリはスマホで簡単に出品でき、入札形式のオークションと比べ、値段設定が自分で決められることが人気の背景にあります。

 昨年時点での利用者は10~20代が多く、50代以上は半数以上が知らないというデータもみられました。しかし、子供や孫がスマホで気軽に物を売り買いしている姿を見て、フリマに興味を持つ中高年が増えているようです。2018年2月に行われた調査では50代の利用率が10%でした(マクロミル・翔泳社(MarkeZine)の共同調べ、15~59歳を対象に調査を実施)。

買い取り価格「古本業者ではあまりに安いので……」

 50歳の女性自営業者Aさんはまだ始めて約1カ月のフリマアプリ初心者。「お嫁に行った娘が楽しそうにやっているのを見て、不思議に思っていた。試しにもらいものだけど、長い時間放置していたお酒を出品したら、すぐ売れてびっくり。服の整理など10件以上取り引きした。今後も不要品処分に利用したい」と話しています。
 
 50代の自営業者Bさんは2016年末に始め、すでに500件以上の売買を経験。始めたきっかけは1000点以上家にたまった本や雑誌の整理だったといいます。

 「正直、スマホは持ってみたもののメールぐらいしか使っていなかった。最初は古本業者に売ろうとしたのだが、あまりに安い買い取り価格なので、ダメモトでダウンロードしたら、何とか出品できた。自分で値付けできるし、いっぺんには売れないが、定期的にさばけるので気づいたらはまっていました」

 Bさんは取引10回目ぐらいで、取引の三段階評価の「普通」(中間評価)をもらったことで、逆にやる気が出たと話します。「いい加減な梱包をして発送したら、普通評価だった。この後から専用梱包材を使ったり、ポストイットでお礼の言葉をつけておくなど気をつけた結果、最近は400件以上連続で最上評価(よい)をもらっている」といい、「よい」が増えたことで販売者としての信頼感が増し、売れるスピードがあがったといいます。

「いらないものがなくなっていくのが楽しい」「高値でも結構売れる」

 一方、40歳の男性会社員Cさんは今年に入って始めた一人。「とにかく家のいらないものがなくなっていくのが楽しい」と話しますが、「ある時、100円均一で買ったものが数倍の値段で売れた。試しに同じものを複数買って、出品したら高値でも結構売れる。ちょっとしたお小遣い稼ぎになっている」と話します。

 フリマ販売ではこうしたセミプロ化する人も出てきているといいます。また、昨年は現金を額面より高く販売して問題化したり、偽物販売するなどの不正利用を行う参加者の増加も予想されるだけに、こうした対策が今後どう強化されるか注目されます。さらにフリマアプリの発送品を受け付けるコンビニエンスストア関係者は「梱包がいい加減で受け付けられず、トラブルになることも少なくない。業務が増えて大変」という声も聞かれます。今後個人間売買がどう成熟していくのか注目されます。

最終更新:10月1日(月)18時51分

THE PAGE

 

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