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東京為替見通し=ドル円、日米首脳会談への警戒感から伸び悩む展開か

4月17日(火)8時00分配信 トレーダーズ・ウェブ

 NYタイムのドル円は、107.04円までじり安に推移した。ユーロドルは1.2395ドル、ポンドドルは1.4344ドルまで上昇。クロス円は欧州通貨の買いが対円でも出ていたことで堅調に推移し、ユーロ円は132.97円、ポンド円は153.76円まで上昇した。

 本日の東京市場のドル円は、シリアの地政学リスクへの警戒感や本日からの日米首脳会談への警戒感などから、伸び悩む展開を予想する。
 日米首脳会談の主要議題は、北朝鮮情勢やシリア情勢への対応策だと思われるが、通商問題では、13日に公表された米為替報告書で「実質実効レート」に加えて「名目レート」でも円安と言及されたこと、トランプ米大統領が中露は通貨切り下げゲームを行っていると批判し、日本の対米貿易黒字への言及もしていることで、日米貿易不均衡是正への圧力が強まる可能性が警戒されている。
 為替報告書では、物価変動を除いた円の実質実効レートは過去20年間の平均に比べ25%近くも円安である、とする従来の円安けん制文言に加えて、名目レートでみた円相場が「過去10年と比較すると、2013年上期から歴史的な平均値に比べて割安である」と言及された。日本銀行は、2013年4月に、アベノミクスの三本の矢として「量的・質的金融緩和政策」を導入した。今回の為替報告書では、日銀の金融政策について、現状を簡単に説明するに留めた。しかし、日銀の金融政策が円安誘導の嫌疑をかけられる可能性もある。
 すなわち、ドル買いの為替介入は、日本銀行が円を売却して、米国債を購入することで、直接的にドル高・円安相場を目論む。「量的・質的金融緩和政策」は、日本銀行が円を売却して、日本国債を購入することで、間接的にドル高・円安相場が目論まれており、現状のドル円相場も、2013年4月の90円台から2015年には125円台までドル高・円安相場が出現した。

 ドル売りオーダーは、現時点では107.80-8.00円(上抜けるとストップロス買い)、108.50円、109.00円、ドル買いオーダーは、107.00円、106.80円、106.50-60円、106.00円に観測されている。

 ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)の年内の金融政策正常化観測や来月のECB理事会でのフォワードガイダンス変更観測などから堅調推移が予想されるものの、欧州とロシアとの対立緊迫化、イタリアのハングパーラメント、反欧州連合(EU)政権の樹立懸念などから上値は限定的か。
山下

最終更新:4月17日(火)8時00分

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