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【為替本日の注目点】シリア攻撃に対し日米市場とも冷静な反応

4月17日(火)9時28分配信 サーチナ

ドル円は107円台で小動き。シリア攻撃の影響もなく、冷静な動きを見せたものの、日米首脳会談を控えややドルが売られ、107円04銭までドル安に振れる。(イメージ写真提供:123RF)
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ドル円は107円台で小動き。シリア攻撃の影響もなく、冷静な動きを見せたものの、日米首脳会談を控えややドルが売られ、107円04銭までドル安に振れる。(イメージ写真提供:123RF)
 ドル円は107円台で小動き。シリア攻撃の影響もなく、冷静な動きを見せたものの、日米首脳会談を控えややドルが売られ、107円04銭までドル安に振れる。ユーロドルは上昇したものの、ここ最近のレンジの上限である1.24には届かず。株式市場は反発。先週末のシリア攻撃にも冷静な反応を見せ、ダウは212ドル上昇し、S&P500は1カ月ぶりの高値をつける。債券相場は先週末と変わらず。長期金利は2.82%台で推移。金は続伸し、原油価格は6日ぶりに反落。
3月小売売上高          →  +0.6%
4月NY連銀製造業景況指数  →   15.80
4月NAHB住宅市場指数    →   69
ドル/円107.04 ~ 107.39
ユーロ/ドル1.2358 ~ 1.2395
ユーロ/円  132.49 ~ 132.97
NYダウ   +212.90  → 24,573.04ドル
GOLD  +2.80 →1,350.70ドル 
WTI -1.17 → 66.22ドル  
米10年国債  ±0 → 2.827%
 
本日の注目イベント
豪  RBA議事録
中  中国1-3月GDP
中  中国3月小売売上高
中  中国3月鉱工業生産
独  独4月ZEW景況感指数
英  英3月雇用統計
米  3月住宅着工件数
米  3月建設許可件数
米  3月鉱工業生産
米  3月設備稼働率
米  日米首脳会談(フロリダ州の「マール・アラーゴ」で、18日まで)
米  IMF、世界経済見通し
米  ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
米  クオールズ・FRB副議長、下院で証言
米  ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
米  エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米  ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
米  企業決算 → IBM、ジョンソン&ジョンソン、ゴールドマン
 先週末に米英仏の連合軍がシリアを攻撃したことで、週明けの東京市場の動きが注目されていましたが、為替市場も株式市場も冷静な反応を見せ、朝方から堅調に推移しました。株価は終始プラス圏で推移し、引け値では小幅でしたが56円高で取り引きを終えました。ドル円はこれに反応してか、107円台で推移し、一時は107円60銭前後までドル高が進みました。シリア攻撃後最初に開いた市場が冷静な反応を見せたことで、NY市場でもダウは先週末に比べ212ドル高と、堅調でした。ドル円は小動きでしたが、ややドル安方向に振れました。それでも107円台を維持しております。
 発表された経済指標は強弱まちまちで、米長期金利も先週末と変わらずでした。それにも関わらずドル安がやや進んだのは、やはり明日から始まる日米首脳会談で通商問題や、場合によっては為替問題にまで議論が及ぶ可能性があることが意識されたものと思われます。トランプ大統領は対中国でも、あるいは対シリア問題でも強硬な姿勢を貫き、攻撃的な姿勢を崩しません。安倍首相との会談でも、貿易赤字問題は避けて通ることはできないと思われ、日本側から何らかの譲歩、それもトランプ政権側を納得させる内容のものを引き出したいと考えているものと思われます。
 ドル円は年初からドル安傾向が続き、昨年末から比べると5円以上も円高ドル安に振れていますが、それでも米国側には根強い「円安論」があります。円を実力以上に安く放置しているといった考え方です。トランプ大統領は昨日も中国とロシアに対して「通貨切り下げゲームを行っている」とし、「容認できない」とツイ-トしています。口には出さないものの、結局はドル安を望んでいるのではないかと思います。日本に対しても「直球」で攻めてくることも十分考えられ、少なくとも会談が終わるまではドルの上値は重いと予想しています。
 ドル円は先週、上に行きたがっているように見えましたが、全て一目均衡表(日足)の雲の入り口に上昇を抑えられ、そのため、高値は雲の形に沿った形状になっていました。それが先週末には107円78銭までドル高が進み、107円台半ばを抜けたことで雲の中に入っています。昨日のNY市場では107円ぎりぎりの水準までドルが売られましたが、それでも雲の下限で下落を止められています。雲を上抜けするのか、あるいは再び下に抜け切るのか、重要なポイントですが、日米首脳会談を控えている現状では、下抜けの可能性の方が高いと言わざるを得ません。ただ、それでも3月の下旬に見たような急激な下げにはならないと予想しています。米中の貿易問題など、かなりのドル安円高材料をこなしてきて、粘り腰も備わってきたと見ているからです。
 本日の注目材料は11時に発表される中国のGDPでしょう。今年第1四半期のものですが、年率で6.8%と予想されていますが、この値よりも低いようだと、世界経済の低迷につながり、ドルが売られる可能性があります。本日のレンジは106円50銭~107円50銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)

最終更新:4月17日(火)9時28分

サーチナ

 

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