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株式明日の戦略-日経平均は小動きも個別は大荒れ、波乱相場の前兆か

4月16日(月)20時52分配信 トレーダーズ・ウェブ

 16日の日経平均は続伸。米英仏のシリア攻撃は悪材料視はされず、買いが優勢の展開。市場の落ち着きを好感して上げ幅を3桁に広げたが、上値は重く、次第に様子見姿勢が強まった。後場早々にマイナス圏に沈む場面があったが、そこではすかさず買いが入り、その後は極めて小動き。下値の堅さを確認したことで、凪(なぎ)の相場が続いた。一方、マザーズ市場では決算銘柄を中心に売り込まれるものが多く、マザーズ指数は後場一段安で3%近い大幅下落となった。業種別では医薬品、水産・農林、電気・ガスなどが上昇しており、石油・石炭、証券・商品先物、その他製品などが下落している。今期の大幅増益見通しや増配が好感されたキリン堂が連日の大幅上昇。反面、北の達人は着地、見通しともに大幅増益であったが、株価は大きく売られる展開となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1192/値下がり805と買いが優勢。マネックスGが全市場の売買代金断トツトップと商いを集めて大幅上昇。決算が好感されたブロンコビリーやネクスG、U&Cなどがストップ高まで買われるなど騰勢を強めた。チタンの供給に関する思惑から大阪チタニウムと東邦チタニウムがそろって急伸。グローバルウェイはスイスの子会社設立が買い材料となりストップ高となった。一方、ヨシムラフード、ロコンド、グノシー、トウキョウベース、サインポスト、SHIFTなど、多くの銘柄が決算を受けてストップ安まで売られる展開。下方修正と減配を発表したヤマダ電機が大幅安となった。石川製作所や豊和工業など防衛関連株は、米英仏の共同攻撃でシリア情勢の混乱が早期に収束するとの見方も強まる中、大幅安となった。

 シリアへの軍事行動が週明けの東京市場へ及ぼした影響は限定的で、日経平均は終日底堅い動きが続いた。しかし、マザーズ指数は大きく崩れた。中国株も大きく下げており、気になる動きではある。マザーズの下げに関しては、楽観的に見れば、中小型株から大型株への資金シフトの本格化と捉えることもできる。また、今週末の20日にマザーズに上場するHEROZへの期待が高く、これへの初値買いに備えた換金売りが大きくなった可能性もある。ただ、極端な動きが出ていることは要注意。さすがに複数の銘柄がストップ安になるというのは売られすぎ感も強いが、きょうは上昇銘柄に関しても、内容の割にポジティブ反応が強すぎると思われるものも散見され、個別は値動きが極めて荒くなっている。

 あすは日米首脳会談を控え、様子見姿勢の強い地合いが想定される。そのため、新しい材料が出てきた銘柄か、きょう大きく動いた銘柄など、物色も限定されると予想する。きょう極端な動きをした銘柄群が、過熱感を冷ます方向に動くのか、それとも勢いのついた方向に加速するのかを注視しておきたい。そろって勢いが加速するような場合には、そう遠くないうちにマーケット全体にも荒い動きが出てくる可能性がある。

最終更新:4月16日(月)20時52分

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