ここから本文です

株式明日の戦略-3日続落も金融株が強く下げ渋る、新FRB議長の手腕に注目

3月20日(火)22時10分配信 トレーダーズ・ウェブ

 20日の日経平均は3日続落。米国株がフェイスブック急落などを材料に大きく下げたことから軟調な展開。ただ、水準を切り下げて始まった後は早々に下げ渋った。前場は手がかり難から不安定な動きが続いたが、後場に入ると下値で買いが入り、じりじりと下げ幅を縮めた。祝日前で動意薄ではあったが、高配当銘柄の一角などに強い動きが見られ、指数は引け間際にきょうの高値をつけた。東証1部の売買代金は概算で2.2兆円。業種別では電気・ガスや保険、証券・商品先物などが上昇しており、医薬品、電気機器、小売などが下落している。三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行がそろって上昇。反面、キーエンスやファナックなど値がさハイテク株が大きく売られた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり947/値下がり1025と売りが優勢。上方修正を発表して大幅高となった日本郵政が市場の注目を大きく集めた。上方修正と増配を発表した大紀アルミが大幅上昇。株主優待の再開を発表した魚力や、優待制度の変更を発表した竹田印刷が急伸した。一方、下方修正を発表したストライクが大幅安。FOMC前に金利上昇が意識される中、インベスCや明豊エンター、デュアルタップなど、投資用マンションを手がける銘柄の一角が大きく売られた。上方修正を発表したサイバーステップは買いが先行したものの失速し、引けでは大幅安と荒い動きとなった。きょう東証2部に新規上場した信和は公開価格割れからのスタートとなったが、初値形成後は買いが優勢となった。

 東京市場はあすが休場で、休み明けの22日は、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の会見を消化する。利上げに関しては確実視されており、市場の関心は、年内の利上げ見通しが3回か4回かという点にあるが、日本株への直接的な影響としては、会見後の米国株とドル円の動向が大きく注目される。長期金利の上昇が抑制されれば、米国株は上昇が見込まれるが、その場合、ドル高・円安は期待しづらい。金利上昇ならその逆となりやすいが、現状では、金利がそれほど上昇せず、米国株が上昇する方が、マーケットにはポジティブな影響を及ぼすと考える。この場合、米国株と連動しやすい半導体株や、市況関連などに買いが入ると考える。一方、タカ派色の強い内容となり、長期金利が上昇して米国株が下げるようなら、下値を探る展開も想定される。この場合は、きょう動意づいた金融株などが物色されると考える。また、大型株の買いづらさが意識されることから、中小型株に資金が向かうと予想する。

最終更新:3月20日(火)22時10分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

トレーダーズ・プレミアム

トレーダーズ・プレミアム

DZHフィナンシャルリサーチ

株式情報会員専用サービス
入会受付中

月額10,000円(税別)

只今トレーダーズ・ウェブでは、特設ページで株式アナリストによる「AI株式投資」の対談を掲載しています。果たしてAIは株式投資に役立つのか?株式投資の論客が「AI株式投資」を徹底解剖いたします。

【あわせて読みたい】

ヘッドライン