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新興市場展望:マザーズ指数、直近高値を更新―上昇シグナル相次ぎ点灯、外部環境にはなお注意が必要

3月17日(土)9時02分配信 モーニングスター

現在値
歯愛メディ 8,300 ---
SHIFT 5,170 +220
マネフォワ 4,995 +355
そーせいG 7,280 -120
メドレクス 1,169 +11
 マザーズ指数が2月末に付けた直近高値を更新してきた。トランプ・リスクの再燃など外部環境はまだ予断を許さない状況ではあるが、新興市場の相対的な強さは継続している。

 マザーズ指数は15日、2月初旬の暴落以降初めてとなる1250ポイントを回復した。前週は25日移動平均線の久しぶりの奪回を喜んでいたが、同線は既に上向き転換を果たしている。直近高値も更新したことで、チャートパターンの上昇シグナルが相次いでいる。

 来週も新興市場への資金流入は継続するとみる。週央21日が祝日で、イレギュラーな日程で大型株を手掛けづらいカレンダー事情も新興市場にとっては追い風だろう。ただ、引き続き外的要因の影響は考慮しておく必要がある。いくらマザーズ指数が足元で強くとも、東京市場全般が全面安となるような状況となれば、新興市場も影響が避けられない。地合いがいいからといって警戒は解けない。

 個別ではバイオ株やテーマ株に資金が集まっている。バイオではサンバイオ <4592> が最高値にチャレンジする動きとなっており、時価総額でそーせいグループ <4565> を逆転。メドレックス <4586> やソレイジア・ファーマ <4597> なども足元で資金を集めている。

 テーマ株でも伊豆シャボテンリゾート <6819> やエスユーエス <6554> などが人気で、投資家の参戦意欲の高さが感じ取れる地合いとなっている。マネーフォワード <3994> や歯愛メディカル <3540> は時価総額が1000億円を超えてきている。

 引き続き上昇トレンドにある銘柄の追撃に妙味があり、仮に全面安商状があった場合でも、そういった銘柄群の押し目を狙う戦略が有効だろう。出資するRPAホールディングス <6572> (サービス)の上場を月末に控えるSHIFT <3697> などもマークしておきたい。

 IPO(新規上場)は5案件が登場。ただ、新興市場への上場はうち2案件で、初値パフォーマンスが期待しづらいものが続く。元Jリーガー社長のSOU <9270> (卸売)、マンション向けWi―Fiサービスのファイバーゲート <9450> (情報通信)はともに人気が期待できるものの、信和 <3447> (金属製品)は不人気ぶりが話題となっている案件で、週末23日上場予定のキュービーネットホールディングス <6571> (サービス)も下値不安が指摘されている。

 先述のように既上場銘柄にも妙味が大きいこともあり、来週はIPO銘柄の深追いは禁物だろう。(小泉健太)

提供:モーニングスター社

最終更新:3月17日(土)9時02分

モーニングスター

 

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