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嵐去りし後の上昇旋風に乗れ 「とっておき材料株」10銘柄 <株探トップ特集>

2月21日(水)19時30分配信 株探ニュース

ここはリスクオフ相場の反動を利用して、急騰株候補に乗るチャンス。
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ここはリスクオフ相場の反動を利用して、急騰株候補に乗るチャンス。
現在値
東急建 1,101 +9
フィックス 1,654 +28
カーリット 1,035 +28
RSC 952 +6
日ダイナ 1,188 +26
―全体相場は底値からのリバウンド一服でも個別株はまるで別世界―

 東京株式市場はひと頃の波乱相場から逃れ、振り子は再びリスクオンに振れている。世界株安の震源地となった米国株市場では、NYダウが2月9日に2万3000ドル台前半まで売り込まれたが、結果的に長い下ヒゲをつけてその後は急速に切り返してきた。戻り幅にしてざっと2000ドル強。前日(20日)こそ250ドルを超える反落となったが、これは急反騰後のバランスを保つための調整とみてもよい。また中身をみると半導体関連株などが買われ、ハイテク株比率の高いナスダック指数は5ポイント安にとどまるなど、下値の買い板が厚いことを物語っている。

 東京市場でも日経平均株価が26週移動平均の水準を取り戻したことで、足もとは下値模索の恐怖から解放され、冷静さを取り戻している。時価は日経平均2万2000円近辺で強弱感を対立させており、底値からのリバウンド第一波が終了した後の次の居どころを探る段階にある。

●悲観局面からの脱出を経て個別材料株の出番に

 もちろん、今はまだ行き過ぎた悲観からの脱出を果たしたに過ぎず油断は禁物だ。東証1部の騰落レシオは直近で87%台まで回復、売られ過ぎゾーンから離脱したことで、今後は米国株の動向はもとより米長期金利や外国為替市場、さらにVIX指数などの動きを横にらみに神経質な展開を強いられる可能性がある。個人投資家の投資意欲は旺盛だが、主力株は先物を絡めたインデックス売買の影響を受けやすく、その分だけ好業績やテーマ性に支えられた個別材料株に物色の矛先が向きやすくなっている。

 嵐去りし東京市場において、今まさに動き出した個人の待機資金。13兆円規模に膨らんだMRF(マネー・リザーブ・ファンド)が目指す先はどこか。今回取り上げる10銘柄はその有力な選択肢となるかもしれない。

●「仕切り直し」につくか「暴落時の赤札」につくか

 全体相場が波乱に遭遇した時、個別株物色の重要なポイントとなるのはチャートの形であり、これは大きく二つに分けられる。ひとつは波乱相場で値を崩したものの、その後、綺麗な形で切り返す態勢にあるもので、全体相場と波長を合わせた仕切り直しの動きに乗る銘柄だ。これを仮にAパターンとする。そしてもうひとつは、俗に“暴落時の赤札銘柄”といわれるように、全体安に巻き込まれず高値圏で強調展開を続けた銘柄。こちらをBパターンとする。

 大勢を占めるのはAパターンの銘柄で、リスクオフ相場に遭遇しファンダメンタルズ度外視で売られても、その反動が自然な形で戻り足に反映されているため買いやすさがある。ただし、ある程度の水準にくると戻り売りの洗礼を浴びやすく、上値が重くなる。そこを打破するか否かはその銘柄の人気度の高さがモノを言うことになる。一方、Bパターンは全体相場の売り圧力に抗して買いが流入し続けた銘柄であり、全体を俯瞰しても数は少ない。しかし、裏を返せばそれだけ買いに値する要素を持つ証明で、当該銘柄の上値指向の強さを示唆するものだ。戻り売り圧力がない分有利といえるが、全体相場がリターンリバーサルの流れになると乗り換えの動きが重荷となるケースもある。

●ここから本領発揮の急騰候補10連弾

 今回はAパターン7銘柄、Bパターン3銘柄、それぞれ上値の可能性の高い有望株を厳選して紹介する。

【東急建設は渋谷再開発の大本命でPER超割安】

 東急建設 <1720> は東急電鉄グループの総合建設会社で同グループの案件が全体の約20%を占める。渋谷再開発の大本命であり、駅周辺の基盤整備に始まり、シンボルタワー建設や大規模商業施設などビッグプロジェクトの中心軸を担う。18年3月期営業2ケタ増益でPER8倍台は割安感が強い。

チャートパターン「B」 急騰性「3」 中期的上値余地「4」

【フィックスターズは量子コンピューターで大化けも】

 フィックスターズ <3687> は金融機関向けなどを中心に顧客のシステムを高速化させるソフト開発を手掛け、増収増益路線をひた走っている。量子コンピューター では世界初の商用化に成功したカナダのDウェーブ社と提携し協業体制にある。3月末の株主を対象に1対5株の株式分割を実施、投資家層のさらなる拡大が同社の時価総額増大を後押しする。3月相場で権利取りの動きが加速する可能性をにらみ、目先押し目狙いで報われる公算は大きそうだ。

チャートパターン「B」 急騰性「4」 中期的上値余地「4」

【全固体電池関連として注目度高いカーリットHD】

 カーリットホールディングス <4275> は化薬・化学品のほか飲料水のボトリング事業、電池材料やシリコンウエハーなど幅広い分野に展開する。リチウムイオン電池など2次電池の評価試験ではセルからモジュールまで多くの種類の電源を手掛けており、受託件数は増勢の一途にある。全固体電池関連としてマーケットの注目度も高い。

チャートパターン「A」 急騰性「4」 中期的上値余地「3」

【アールエスシーは2.7倍“火柱高”の残像鮮明】

 アール・エス・シー <4664> [JQ]は警備や清掃などビルの総合管理業務を行う。1月29日にセコム <9735> と業務提携したことを発表、これが継続的な企業価値の向上につながるものとして株価急騰の原動力となった。株価はわずか4日間で約2.7倍化、2月2日に1600円の高値をつけた後に大きく調整を入れたが、1000円割れ水準で売り物をこなし切り、出直り急の気配を漂わせている。信用規制がかかっているものの需給面での売り圧力は限定的とみられる。

チャートパターン「A」 急騰性「5」 中期的上値余地「2」

【日ダイナミクは業績急拡大で上値もダイナミック】

 日本コンピュータ・ダイナミクス <4783> [JQ]はシステム開発・運営のほか駐輪場管理システムを展開する。自治体向け駐輪場運営システムの大型案件獲得や駐輪場利用料収入の増加が収益を押し上げ、18年3月期営業利益は前期比2.2倍の7億8000万円と急成長を果たす見通し。安倍政権は「シェアサイクル」など都市部での自転車活用の推進を計画、中期的にも同社の収益環境に追い風が吹く。15年6月に短期間で高値4300円近くまで株価を急騰させた経緯があり、自然と投機資金の視線も熱くなる。

チャートパターン「A」 急騰性「4」 中期的上値余地「5」

【自動車と医療向けで成長期待大きい不二精機】

 不二精機 <6400> [JQ]は自動車向け成形品が好調で収益を牽引、医療機器用金型も高性能・長寿命を背景に受注を拡大させている。17年12月期は経常利益段階で前の期比2.5倍と急拡大したが、18年12月期もそこからほぼ倍増の2億7500万円を見込む。ここにきて継続的な実需買いが観測されている。

チャートパターン「A」 急騰性「3」 中期的上値余地「4」

【富士通コンはEV関連有力株として急騰性再燃も】

 富士通コンポーネント <6719> [東証2]は電気自動車(EV)関連の有力株であり、持ち前の急騰性に再度火がつく可能性がある。経済産業省が給油所でEV向けの電気などを供給できるよう規制緩和を進める構えにあり、普及に向けたインフラが加速しそうだ。同社は電気回路を制御するリレーを主力商品として製造している。EVに溜まった電気を家庭用電力に融通する「ビークル・トゥー・ホーム(V2H)」の導入など技術的な課題クリアに向けても同社の存在が改めて注目される可能性がある。

チャートパターン「A」 急騰性「4」 中期的上値余地「3」

【助川電気は半導体向け絶好調で上値追い再開へ】

 助川電気工業 <7711> [JQ]は熱機器や温度センサーなどで高技術力を持つ研究開発型メーカー。核融合関連製品など原子力発電分野で高い実績を持つが、最近では半導体など産業システム分野向けで需要を確保している。18年9月期は半導体製造装置関連向けが好調を極め、営業利益を3億8400万円から4億6500万円(前期比33.2%増)へ大幅増額している。値運びの速い材料株の特性に加え、毎期増配を繰り返す株主還元姿勢の高い優良企業でもある。チャートは絶好の形で上値追い再開のタイミングに。

チャートパターン「A」 急騰性「4」 中期的上値余地「4」

【新日建物は増額含みでリフレ政策継続も追い風に】

 新日本建物 <8893> [JQ]はマンションや戸建て分譲に展開、低金利環境下で都市部での投資用マンション需要が増勢にあり、18年3月期営業利益8億8000万円(前期比5.4%増)は増額修正の可能性が高い。4月8日に任期満了を迎える日銀黒田総裁の再任が濃厚視されるなか、副総裁も含めたリフレ派人事が、同社にも追い風となる

チャートパターン「B」 急騰性「3」 中期的上値余地「3」

【インバウンド関連大穴株の素地を持つ北沢産業】

 北沢産業 <9930> は業務用厨房機器大手で業績好調。18年3月期は5割強の営業増益、19年3月期も増益基調継続が見込める。訪日客需要を背景にホテル向け大型案件が伸びており、中期成長力に富む。株価指標面でPBR0.5倍台は評価不足歴然。需給面でも低位株ながら信用取組良好で、意外な上値を出す大穴株の素地を内包している。

チャートパターン「A」 急騰性「3」 中期的上値余地「4」

◇嵐去りし後に舞い上がる「とっておき材料株」10選◇

銘柄 <コード>        急騰性   中期的上値余地
東急建設 <1720>       ☆☆☆   ◆◆◆◆
Fスターズ <3687>      ☆☆☆☆  ◆◆◆◆
カーリットHD <4275>    ☆☆☆☆  ◆◆◆
RSC <4664> [JQ]    ☆☆☆☆☆ ◆◆
日ダイナミク <4783> [JQ] ☆☆☆☆  ◆◆◆◆◆

不二精機 <6400> [JQ]   ☆☆☆   ◆◆◆◆
富士通コン <6719> [東証2] ☆☆☆☆  ◆◆◆
助川電気 <7711> [JQ]   ☆☆☆☆  ◆◆◆◆
新日建物 <8893> [JQ]   ☆☆☆   ◆◆◆
北沢産 <9930>        ☆☆☆   ◆◆◆◆

※急騰性は☆が多いほど強く、中期的上値余地は◆が多いほど大きい。

株探ニュース(minkabu PRESS)

最終更新:2月22日(木)14時35分

株探ニュース

 

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