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市場の目=思わぬ伏兵(米政府閉鎖)に足元をすくわれる?

1月22日(月)22時56分配信 トレーダーズ・ウェブ

第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト 嶌峰義清氏

思わぬ伏兵(米政府閉鎖)に足元をすくわれる?

 先週は、株価は世界的に堅調に推移したほか、金利も米国や新興国を中心に上昇が目立った。好調な景気を背景に、企業業績に対する期待と物価上昇圧力が高まるリスクを意識した展開となった。一方で、為替市場ではドルが多くの通貨に対して軟調に推移した。暫定予算を巡る与野党の対立を背景に、米政府機関の閉鎖リスクが意識された。


 今週は、暫定予算が議会を通過し、米一部政府機関の閉鎖がスムーズに解除されるかどうかが焦点。米政府機関の閉鎖は、様々な形で米経済に悪影響を及ぼすため株安要因となる。同様の展開は、前オバマ政権下でもみられるなど過去にもしばしば起こってきたことから、短期的であれば市場への影響は限定的にとどまろう。もっとも、トランプ大統領のキャラクターや、与野党対立の焦点の一つが人種問題や人道的な問題に絡むところもあり、予想外に長期化するリスクには要注意だ。このほかでは、日銀の金融政策決定会合が注目される。ただし、厳密に言えばその結果ではなく、その後の黒田総裁の記者会見や展望レポートということになろう。ここのところ、一部で日銀が(超緩和政策からの)出口に向かい始める時期が近づいているのではないかという見方が出ており、これが日本の債券利回りの上昇に繋がっているほか、円高の一因ともなっている。しかし、黒田総裁は緩和効果が期待ほどではない点に関して、しばしば人々のデフレマインドの強さを挙げていることからすれば、物価目標を引き下げるようなことを行うことはあり得ないだろう。債券利回りの目標(10年債でゼロ%程度)の何らかの変更はあり得ようが、それもミスリードを避けるために周到な準備を行うと考えられる。
関口

最終更新:1月22日(月)22時56分

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