ここから本文です

冬ラリーを前に“やられた銘柄"を下値拾い

1月19日(金)20時16分配信 会社四季報オンライン

来週からは火曜日の安川電機を皮切りに決算発表が本格化する。そんな中で狙い目は(写真は昨年11月のタカラトミー決算説明会、撮影:今井康一)
拡大写真
来週からは火曜日の安川電機を皮切りに決算発表が本格化する。そんな中で狙い目は(写真は昨年11月のタカラトミー決算説明会、撮影:今井康一)
 東京株式市場では主力株の一角が値を飛ばすものの、全般には上値を追いづらい展開に陥った印象だ。株価指数先物の売り建て玉のポジションを見れば、足元は売り方優位の地合いと言ってよい。NY株式市場が調整入りすれば、来週前半の東京市場は反落懸念に注意を払わざるをえない。

 個別物色も信用売り方の見立てと同じ筋書きだ。仮に為替市場で円高が1ドル=110円前半まで迫るようだと、一本調子で高値を更新し続ける国際優良銘柄が急反落するリスクも否定できない。

 来週は月曜22日に通常国会が召集される。災害復興含む防災、道路(橋梁とトンネル含む)、港湾整備といった建設インフラ予算がらみの銘柄がそろり再起動しそうだ。1月19日の東証1部値上がり率銘柄ランキング上位には鹿島(1812)、前田建設工業(1824)、五洋建設(1893)、横河ブリッジホールディングス(5911)、ショーボンドホールディングス(1414)、エスアールジータカミヤ(2445)、シーティーエス(4345)らが顔を出していた。

 さらに来週後半からは10~12月期決算の発表も本格化し、マーケットはその内容に一喜一憂し始める。年末年始に一本調子で上昇した銘柄よりも、11月中に高値を付けて調整入りし、ここに来てようやく高値を抜けてきた銘柄がよさそうだ。チャートの形状で言えば、「N字」パターンだ。たとえば博報堂DYホールディングス(2433)、SUMCO(3436)、東京応化工業(4186)、日進工具(6157)、荏原(6361)、チャーム・ケア・コーポレーション(6062)だ。

 また足元の株価が調整真っただ中の流通や外食大手は逆張りもありえよう。国際優良銘柄が急反落した場合の”受け皿”となりうるからだ。アサヒグループホールディングス(2502)は1月9日に終値で6053円の大台に乗せ上場来高値を更新した。翌日にはヤレヤレ売りで200円以上の下げとなったが、19日は前日比166円高の5719円まで急反発した。ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)も19日は前日比1.67%高と4日ぶりに反発した。

 今2月期や8月期の直近四半期決算の発表後に大幅続落した大手と言えば、セブン&アイ ホールディングス(3382)、イオン(8267)、東宝(9602)、サイゼリヤ(7581)、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)など。これら”やられた銘柄“は下げすぎたので、時間がかかっても出直りを期待したいところだ。

 ちまたでは大雪の予報が出るなど真冬らしいムードが出てきた。ピョンチャン冬季五輪の開会も近づいたので、盛り上がりそうだ。さながら相場もスピードスケートやクロスカントリースキーの攻防を彷彿とさせるウインターラリーに突入する予感がする。

(『株式ウイークリー』編集長)
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
古庄 英一

最終更新:1月22日(月)13時36分

会社四季報オンライン

 

【あわせて読みたい】

このカテゴリの前後のニュース

不動産投資コラム(楽待)

ヘッドライン