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株式週間展望=調整一巡後に反発うかがう、押し目買い意欲強い―内需株にシフト、中国関連も注視

1月13日(土)8時47分配信 モーニングスター

現在値
ハブ 1,391 -46
モルフォ 4,710 -65
オリランド 10,970 +45
Fリテイリ 50,380 -560
 今週(9-12日)の日本株市場はもみ合いに転じ、日経平均株価は前週末比60円安の2万3653円と反落した。年初からの騰勢がひと段落した形だが、好調な企業業績を支えに大きく売り込まれる可能性は低い。来週(15-19日)は調整一巡を経て水準を切り上げる動きが予想される。

 今週は1991年11月以来の2万4000円に肉薄した日経平均だが、その後は上値が重く、5日移動平均線を割り込んだ。12日は好決算を受け大幅高となったファーストリテイリング <9983> にけん引され、比較的小幅な下げにとどめたものの、やはり円高が痛手となっている。

 もっとも、9日高値までの昨年末比の上昇幅が1187円に達したことを踏まえると、押し幅は限定的(11日安値までに350円)だ。押し目買いの需要は依然強いと考えられる。

 足元の日経平均の予想1株利益は1500円強。市場では来年度は1割程度の増益(1600円台半ば)が想定されているとみられ、これにPER14-15倍を当てはめた妥当な株価ゾーンは2万4000円の前後数百円となる。足元の円高を加味し、レンジの下方に吸い寄せられている状況だ。

 東証1部の売買代金が高水準を維持していることからも分かるように、投資家の物色意欲は衰えていない。目先は1月下旬から本格化する企業の昨年10-12月決算発表への期待もあり、下落圧力は後退すると思われる。

 昨年11月以降の5日線マイナスカイ離率の上限(2%程度)を参考にすると、当面の下値メドは2万3300円あたりになる。来週は前半にこの付近まで調整する可能性があるが、その後は持ち直すとみる。予想上限は2万3900円。

 ただし、一段の円高進行には注意が必要だ。ドル・円はここ1年以上おおよそ1ドル=108-114円のレンジで推移しているが、足元の同111円台前半からさらに切り下げるようだと底割れも意識され、日本株相場が大きく転換することになりかねない。輸出株にとっては悩ましい局面にあり、物色の中心は内需株に移りそうだ。

 昨秋以降の上昇相場における出遅れセクターは水産・農林や食料品、情報・通信、小売、医薬品などいずれも内需主体の産業。原材料や人件費の高騰というリスクファクターはあるが、値上げや売上増でカバーできる実力派は今後選好される機会も増えるだろう。参考銘柄はオリエンタルランド(OLC) <4661> 、ハブ <3030> 、モルフォ <3653> とする。

 来週の経済指標は、米国で16日に1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に12月鉱工業生産・設備稼働率、18日には1月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数や12月住宅着工件数が発表される。中国では18日に10-12月期実質GDP(国内総生産)や12月の鉱工業生産、小売売上高などが出る。GDPの市場予想(前年比6.7%増)を上回れば、建機や鉄鋼株の買い材料になりそうだ。

 国内では、15日朝発表の12月マネーストックや12月工作機械受注(速報値)、16日の12月訪日外客数、17日朝に明らかになる11月機械受注などを注視したい。決算発表を前に、業績予想を増額修正する企業が相次ぐ公算があることも重要だ。(市場動向取材班)

提供:モーニングスター社

最終更新:1月13日(土)8時47分

モーニングスター

 

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