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株式明日の戦略-米国株高も買い材料とならず、来週は上値の重い展開か

1月13日(土)0時20分配信 トレーダーズ・ウェブ

 12日の日経平均は3日続落。米国株の高値更新を円高が打ち消す格好でスタートは小幅高。その後下げに転じ、上値の重い展開が続いた。良好な決算を発表したファーストリテイリングが大幅高となり、指数の下支え役ともなったが、総じて売られる銘柄が多く、前場は小幅に下げて終えた。後場も軟調な地合いは変わらず。ファストリが節目の5万円に乗せて到達感が強まる中、指数は浮揚材料を失い、下げ幅を3桁に広げる場面もあった。ただ、きのう同様、引けにかけては買いも入り、やや値を戻した。東証1部の売買代金は概算で3兆2100億円。業種別では鉄鋼、機械、その他製品などが上昇した一方、電気・ガス、倉庫・運輸、情報・通信などが下落した。1Q決算が好感されたビックカメラが終日強い動きで昨年来高値を更新。反面、昼休みに3Q決算を発表したTOKYOBASEが後場マイナス転換から下げ幅拡大となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり596/値下がり1385と売りが優勢。島忠や松屋、イズミなどが決算を手がかりに大幅上昇。1Q大幅増益の白鳩や、中期経営計画の上方修正などが好感された大阪有機化学はストップ高まで買われた。ファストリの大幅高を受けて、取引関係の深いマツオカコーポレーションにも業績期待の買いが入った。一方、下方修正を発表したコスモス薬品や菱洋エレクトロが急落。乃村工芸社やJINS、クリーク&リバーなどが決算を受けて大きく売られた。米国で公益セクターが軟調であったことから、関西電力や四国電力など電力株が弱い動きとなった。

 米国株高でも円安を伴っていなかったことから、きょうの日経平均は伸び悩むとは予想していたが、マイナス圏での推移は意外だった。節目の5日線(23743円)もあっさり割り込んで終えている。年初からの上昇幅を鑑みれば下げの程度は小幅だが、上昇のけん引役である米国株の強い動きが続いている中で、息切れ感が出ている点は警戒材料。来週は節目の23500円がサポートとして意識されるかが注目される。また、昨年11月9日のザラバ高値23382円を下回らずに推移できるかにも注目。ドル円は今週、大きく円高方向に傾いており、26週線や週足一目均衡表の雲上限などの節目がある111円70銭台どころを早々に回復できるかが注目点。大崩れはないと考えるが、短期的には円高、株安の同時進行が警戒される。


【来週の見通し】
 上値の重い展開か。今週、日銀の国債オペ減額が円高を引き起こした格好となったため、翌週の日銀金融政策決定会合(22~23日)を通過するまでは、積極的な買いが入りづらいと考える。米国は15日が休場で、特に前半は模様眺めムードが強まりやすい。米国では企業決算が本格化する。米国株が決算を好感して強い動きが続くようなら相場の下支え要因となるが、円高局面では日本株への好影響は限定的となる可能性が高い。決算が米国株の売り材料となるようなら厳しい場面も想定される。月後半には国内企業の決算発表が控えているため、下値では押し目買いが入ると期待できるが、週を通して方向感に乏しい地合いが続くと予想する。

最終更新:1月13日(土)0時20分

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