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株式週間展望=内需・小型株が下支え―伸び悩みも先高観継続

12月16日(土)8時10分配信 モーニングスター

現在値
テンポI 7,060 -20
アプリクス 468 -9
オリランド 10,925 ---
オートバク 2,187 +8
 今週(11-15日)の日経平均株価は軟調な展開となった。外国人投資家の利益確定売りと円高を背景に、週末の終値は2万2553円(前週比257円安)に下落。来週(18-22日)も前半は同様の傾向が出る可能性があるものの、ファンダメンタルズ(経済条件)を踏まえると日本株には先高観が依然残り、後半には盛り返す展開を予想する。

<NT倍率は低下傾向>

 日経平均は11月9日に取引時間中の高値2万3382円を付けてからは上昇が一服し、その後はもみ合いが続いている。バリュエーション面の割高感はないものの、年初来で大幅に上昇したハイテクセクターの上値が重く、指数が2万3000円のフシを再び突破できずにいる。

 値がさハイテク株の動きに影響を受けやすい日経平均は、12月FOMC(米連邦公開市場委員会)をきっかけとした円高進行も相まって伸び悩んでいる。日経平均をTOPIX(東証株価指数)で割った「NT倍率」は、直近ピークの12.7倍から、足元では12.5倍台まで低下した。TOPIXに対し、日経平均が弱含んでいることを示す。

 一方、内需株や小型株は堅調だ。東証規模別株価指数の小型は青天井の様相を強め、15日時点で3519ポイントとバブル期の高値(4038ポイント)を指向する動きが続いている。今後も相場を下支えする要素となりそうだ。

 外国人投資家はクリスマス休暇を迎えつつあり、市場参加者は年末へ向けて先細りする方向。同時に売り圧力も薄れるとみられ、需給面では個人投資家の買いが重要となる。まだ出遅れ感のあるバリュー(割安)株の物色が盛り上がれば、全体相場にも追い風が吹く。ハイテク株売りが一巡する中で、日経平均も次第に強さを取り戻すだろう。来週の想定レンジは2万2300-2万2900円とする。

 来週のイベントとしては、国内で18日に11月貿易統計、20-21日には日銀の金融政策決定会合が開かれる。また、19日に東京・上野動物園の子パンダの一般公開が始まり、寒波に絡んでは積雪対策やインフルエンザ予防が引き続き物色テーマとなりそうだ。

 海外では、米国で19日に11月住宅着工件数、21日に7-9月GDP(国内総生産)確定値や12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、22日に11月新築住宅販売件数などが発表される。18日には、シカゴ・オプション取引所に続いてシカゴ・マーカンタイル取引所でもビットコインの先物が上場する。

 日経平均レンジの上ブレシナリオとしては、円安で輸出株が復調する展開が想定される。そのためには、米国の税制改革法案の前進や、好調な経済指標が相次ぐことで、いったん鈍化した米国の利上げペースへの期待が再び加速することなどが求められる。このほか、米国と北朝鮮をめぐる地政学リスクには注意が必要だ。来週の参考銘柄は、オリエンタルランド(OLC) <4661> 、オートバックスセブン <9832> 、テンポイノベーション <3484> 、アプリックス <3727> とする。(市場動向取材班)

提供:モーニングスター社

最終更新:12月16日(土)8時10分

モーニングスター

 

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