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株式明日の戦略-金融株の上昇は本物か?FOMCでその真価が問われる

12月13日(水)20時50分配信 トレーダーズ・ウェブ

 13日の日経平均は続落。序盤は前日終値近辺でもみ合ったが、ハイテク株の下落に対する警戒からじり安の展開。後場に入ると米アラバマ州の上院補欠選挙で共和党候補の敗北が伝わったことから、下げ幅を3桁に広げた。大きく下げる場面では押し目買いも入ったが、FOMC前で様子見姿勢も強く、戻りは限定的となった。東証1部の売買代金は概算で2兆8700億円。業種別では銀行、医薬品、証券・商品先物などが上昇し、ゴム製品、化学、金属製品などが下落した。三菱UFJや三井住友が終日強い動きを見せたほか、引け後に提携に関する会見を行うと伝わったトヨタとパナソニックがそろってしっかり。反面、広島高裁による伊方原発3号機の運転差し止め決定を受け、四国電力が後場に入って急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり790/値下がり1167と売りが優勢。メモリ事業においてウエスタンデジタルと和解したと正式発表した東芝が買いを集めて6日続伸。株式分割を発表したアルプス技研や株主優待導入を発表したハイパー、月次好調のラクスなどが急伸した。ガンホーは任天堂が新たな協力相手を模索しているとの観測報道を手がかりに大幅高となった。一方、SUMCOや信越化学などシリコンウエハー関連が大幅安。アセンテックやシャノンが決算を受けて大きく売られた。IPO銘柄は、SGHD、マツオカ、グローバルLMと、上場2日目の一家ダイニングがそろって高い初値をつけたが、マツオカは初値形成後は失速した。ヴィスコの初値は持ち越しとなった。SGHDは全市場の売買代金ランキングでいきなり2位となるなど、市場の注目を大きく集めた。

 きのう同様、金融株は上昇、ハイテク株は下落となり、指数は上値の重い展開。後場には米補欠選挙の結果を嫌気して下げ幅を広げた。きょうに関しては買いは手控えられやすいタイミングであったため、新たなネガティブ材料が出てくれば下に振れるのは仕方ない。今晩の米国株が、補選の結果とFOMCを受けてどう反応するかが、あす以降の日本株の方向性を大きく左右すると考える。イエレンFRB議長の花道を株高で飾り、主要3指数がそろって大幅高となるようであれば、来年以降も米国主導の株価上昇シナリオが続くとの見方が強まり、日経平均は年内にも11/9のザラバ高値23382円を試す展開が想定される。一方、下落となった場合には、米国の税制改革への期待は残るものの、今年は手じまいで、年末まで薄商いかつ、方向感に乏しい地合いが続くと予想する。今年は世界的に株高であった分、利益確定売りが強まる可能性はあり、年末株高の「掉尾の一振」があったとしても、下げた後のリバウンドにとどまると考える。

 物色に関しては、金融株の動向が注目される。足元では日米とも金融株が強含んでいるが、FOMCがこの流れを加速させるのか、それともいったん止めるのか。もし、一段高となるようだと、金融株が新たな相場のけん引役となるとの見方が強まり、内需シフトが強まると考える。その場合、ハイテク株は引き続き利益確定売りに押される展開も想定されるが、相場の柱が定まることは、日本株の先高期待を高める要因になると考える。一方、金融株が中央銀行イベントを境に上昇一服となるようだと、けん引役不在の混沌相場となり、しばらく材料株物色が続くと予想する。

最終更新:12月13日(水)20時50分

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