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週間為替展望(豪ドル/ZAR)- 豪、重要経済指標の発表相次ぐ

12月2日(土)1時00分配信 トレーダーズ・ウェブ

◆豪GDP・貿易収支・住宅ローンなどの経済指標に注目
◆RBAは金利据え置き予想も、声明文に注意
◆南ア格下げ後、ZARは大幅な買い戻しで急上昇
(国際金融情報部・松井 隆)

予想レンジ
豪ドル円 82.80-87.30円
南ア・ランド円 7.86-8.38円

12月4日週の展望
 豪ドル円は引き続き上値が限定的か。この2週間は豪州からの経済指標の発表が比較的少なかった反面、来週は多くの指標が発表される。5日には7-9月期国際収支、6日には7-9月期国内総生産(GDP)、7日には10月貿易収支、8日には10月住宅ローンが予定されている。5日には今年最後となる豪準備銀行(RBA)の理事会が開かれ、政策金利が発表される。それ以外にも週末の9日には、中国の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表される。
 為替市場は経済指標の結果には素直に反応すると思われる。住宅ローンは他国ではそれほど注目されることはないが、豪州は住宅ローン問題が利上げの足かせにもなっていることもあり、注目が集まりそうだ。
 RBA理事会が政策金利を1.50%で据え置くことは確実視されている。今年最後の理事会ということもあり、どのように理事が来年を見ているかを占う意味で、声明文の内容に注目が集まりそうだ。ここ最近の豪ドルは軟調に推移し、安定していることもあり、為替についての声明内容は大きく変わらないと思われる。一方、賃金上昇の伸びが弱いことと、住宅ローン問題に対しても市場の関心が集まるだろう。来年から発表されるインフレ指標の再計算方法などについても、声明文に記載がある場合は市場を動かす材料となりそうだ。
 南ア・ランド(ZAR)円の上値は限定的か。今週のZARの買い戻しは、「Sell the Rumor, Buy the Fact(噂で売って事実で買う)」の典型的な動きだった。しかし、値幅的にもスピードの速さとしても市場にサプライズを与えた。格下げ後の安値7.86円を更新するには、しばらく時間を要することになるだろうが、依然として買う材料がないのも事実だ。格下げ後にズマ大統領が、ギガバ財務相に経済面の課題を早急に対応するように指示したが、そのような秘策はないだろう。経済指標としては、5日に発表される7-9月期GDPに注目が集まる。

11月27日週の回顧
 豪ドルは小幅なレンジでの取引。30日に発表された10月住宅建設許可件数は前月比+0.9%で市場予想の-1.8%よりも上振れ、9月発表分も上方修正されたことで、小幅に豪ドルが買われた。しかし主だった経済指標はこの指標のみだったため、豪ドルは動きにくい展開だった。
 ZARは対ドル、対円ともに大幅に上昇した。11月24日金曜日のNY市場が終了する直前に、S&Pは南アフリカの格付けを「BB+」から「BB」に引き下げたことを発表した。ムーディーズは「Baa3」からの格下げを検討中としたものの、据え置いた。これを受けてZARは下落して引けたものの、今週に入りZARは材料出尽くし感で大幅に買い戻された。10月PPIは前年比+5.0%と市場予想の+4.9%より若干強く、10月貿易収支も46億ランドの黒字と10億ランドの赤字予想を大きく上回り、ZARを買い支える理由になった。(了)

最終更新:12月2日(土)1時00分

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