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<話題>化学株の動向に注目

10月27日(金)17時54分配信 モーニングスター

現在値
住友化 778 -15
日触媒 7,880 -80
JSR 2,220 -72
 今週(23-27日)のマーケットでは多くの銘柄で良好な業績が確認されたが、目に付いた一つが化学株。

 例えば23日引け後に18年3月期上期および通期の連結業績予想を増額したJSR <4185> 。同社の第1四半期(4-6月)は半導体材料の貢献で「多角化事業部門」が順調に推移する中、自動車タイヤ向けをはじめとする「エラストマー事業部門」の採算が急改善し、連結営業利益は127億円(前年同期比84.9%増)に増大。その好環境を反映して、上期の予想売上高を従来の1950億円から2030億円(前年同期比11.4%増)に、営業利益を150億円から230億円(同53.8%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を4050億円から4100億円(同5.5%増)に、営業利益を350億円から430億円(同19.6%増)に引き上げ、翌24日に株価は年初来高値を更新。

 また、24日引け後に18年3月期上期の連結業績予想を増額した住友化 <4005> は、「健康・農業関連事業」にメチオニン(飼料添加物)の売価下落の影響があったが、「石油化学」は売価が上昇し、「医薬品」や「エネルギー・機能材料」も堅調に推移したとして、上期の予想売上高を従来の1兆200億円から1兆500億円(前年同期比16.6%増)に、営業利益を650億円から920億円(同94.7%増)に増額。翌25日に株価は一時59円(7.8%)高の814円まで上値を追った。

 26日引け後の発表では日触媒 <4114> 。為替の円安推移、一部製品の海外市況の上昇、販売数量の増加、スプレッド(製品価格と原料価格の値差)の拡大などを理由に、18年3月期上期の予想売上高を従来の1500億円から1590億円(前年同期比15.0%増)に、営業利益を100億円から140億円(同46.1%増)に増額し、翌27日に株価は年初来高値を更新した。

 ここで押さえておきたいのはこの3社における採算改善の要因。JSRの「エラストマー事業部門」は、原料価格は上昇したものの販売価格の上昇によりスプレッドが拡大。住友化も販売価格の上昇が大幅な利益の増額につながった。一方、日触媒は原料価格が下落基調にある中でスプレッドが拡大。過去における同社は原料価格の上昇時にスプレッドが拡大する傾向が強かっただけに、注目が怠れない。

提供:モーニングスター社

最終更新:10月27日(金)17時54分

モーニングスター

 

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