ここから本文です

明日の戦略-日経平均限定型ブル相場、9月の出遅れセクターが巻き返す

10月18日(水)16時57分配信 トレーダーズ・ウェブ

 18日の日経平均は12日続伸。買い先行も上値は重かったが、下げに転じても大きくは崩れずで、プラス圏とマイナス圏を行き来する展開。後場はこう着感の強い時間帯が続いたが、14時をすぎたあたりから買いの勢いが強まり、その後はしっかりの動きとなった。東証1部の売買代金は概算で2兆2800億円。業種別では、医薬品や陸運、石油・石炭などが買われ、海運、鉄鋼、その他製品などが売られた。小売の一角に強い動きが見られたが、中でも松屋は証券会社のリポートを手がかりに9%近い大幅上昇となり、年初来高値を更新した。一方、新作ゲームの配信開始を発表したenishは目先の材料出尽くし感が強まり、後場に入って急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり717/値下がり1226と日経平均は上昇したものの値下がり銘柄は多い。上期の業績改善が確認できたいちよし証券が大幅上昇。上方修正発表のコムチュアや、優待導入を発表したエプコが急伸した。エディアはゲームの事前登録に関するリリース、買取王国は証券会社のリポートが刺激材料となり、それぞれストップ高まで買われた。一方、米国司法当局からデータ改ざんに関する書類提出を要求された神戸鋼が大幅安。上期の利益は上振れも、売上高は従来計画を下回る見込みとなった野村マイクロは大きく売られる展開となった。豊和工業や興研など防衛関連は値を崩すものが多かった。

 上昇には一服感が出てきているものの、日経平均はきょうもプラスで終え、連勝記録を12に伸ばした。新興市場には好影響は波及せず、値下がり銘柄も多い中での上昇と、かなりいびつな動きとはなっているが、とにかく強い。今月に入ってきょう18日までの騰落では、日経平均が+5%に対してTOPIXは+3%と、TOPIXとの比較でも日経平均の強さが際立っている。また、大型株が強いとはいえ、三菱UFJやパナソニックなどは、今月の騰落はマイナスで、大型株なら何を買っても上がっていたというわけでもない。リード役不在の日経平均限定型のブル相場となっている。22日の衆院選投開票を前に、週末にかけては利益確定の動きが出てきてもおかしくはないが、個別に過熱感が強いものが少なく、指数の上昇を阻む要素が少ない。ここからは米国の企業決算も本格化し、来週にかけては国内企業の決算も出始める。押し目を作ることなく指数の上昇が続く展開も想定しておく局面であろう。

 業種別で見ると、今月に入ってきょうまでの時点で、日経平均のパフォーマンス(+5%)を上回っているのは、水産・農林、食料品、電気・ガス、ゴム製品の4業種。一方、鉱業、石油・石炭、鉄鋼、海運の4業種がマイナスと波に乗れていないグループ。株高でもリスク・オフのような物色にも見えるが、先月9月は、鉱業が33業種中騰落トップで、2位が石油・石炭であった。逆に今月好調のセクターは、水産・農林(29位)、食料品(30位)、電気・ガス(33位:最下位)、ゴム製品(3位)と9月に弱かったセクターが多く、先月のリターン・リバーサルの動きが出てきているようにも見える。ほか、9月の下位セクターは、鉄鋼が31位で、情報・通信が32位。鉄鋼の低パフォーマンスは神戸鋼が足を引っ張っていることを考えると、ここから上昇が期待できる業種としては、情報・通信セクターが注目される。また、ゴム製品(主にタイヤ関連)は先月に続いて今月も強い動きが続いており、上昇気流に乗っている。順張り戦略なら当該セクターがお勧めだ。
小松

最終更新:10月18日(水)16時57分

トレーダーズ・ウェブ

 

情報提供元(外部サイト)

個人投資家向けセミナー

個人投資家向けセミナー

DZHフィナンシャルリサーチ

これからどうなる日本株

12月2日(土)14時30分から

外資系動向やIPO情報でおなじみの 『トレーダーズ・ウェブ』 には、旬の銘柄がわかる「話題の銘柄」や、反転シグナルが出た銘柄をスクリーニングした「初動銘柄」など、注目情報が盛りだくさん!

【あわせて読みたい】

このカテゴリの前後のニュース

不動産投資コラム(楽待)

ヘッドライン