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鉄鋼製品でも不正、神戸製鋼が会見(全文1)製品の安全性について問題ない

10月13日(金)21時25分配信 THE PAGE

鉄鋼製品でも不正、神戸製鋼が会見(THE PAGE編集部)
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鉄鋼製品でも不正、神戸製鋼が会見(THE PAGE編集部)
 アルミニウムや銅製品の検査データを改ざんしていた神戸製鋼所が、鉄鋼製品でもデータ不正が行われていたことが明らかになり、同社の川崎博也会長兼社長が13日午後5時から記者会見した。

 ※一部、判別できない個所がございますことをご了承ください。

川崎代表取締役会長兼社長からのあいさつ

司会:誠にありがとうございます。ただ今から、当社および当社グループ会社における不適切行為に関するご報告について、記者会見を始めさせていただきます。

 初めに会見者のご紹介をいたします。皆さまから向かいまして中央、代表取締役会長兼社長、川崎博也でございます。向かいまして左側、常務執行役員、勝川四志彦でございます。右側、ものづくり推進部部長、内山修造でございます。

 それでは川崎のほうから説明させていただきます。

川崎:このたびは、本社ならびに当社グループの不適切な行為によりまして、ユーザーさま、ならびに消費者の皆さまに対しまして多大なご迷惑をお掛けしておりますことを、あらためておわび申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。
 それでは座って説明をさせていただきます。

司会:みんな資料あるの? 資料配付をよろしくお願いします。すいません。申し訳ございません。

川崎:それでは説明を始めさせていただきます。資料の配付はよろしいでしょうか。

男性:まだですよ。

川崎:すいません、お待ちします。資料の配付はまだでございますか。前の方。ちょっと。

男性:じゃあちょっと、すぐお持ちしますので。

川崎:はい。すいません。

男性:資料、前の人がまだないということで。

司会:すいません、ちょっと資料が切れておりまして、今、コピーに行っておりますけれども、ちょっと近くのお2人で1部見ていただくなりして、ちょっとすいませんが、お近くの方で。どうぞよろしくお願いします。申し訳ございません。
 ではちょっと始めさせていだたきます。資料は後ほどお届けさせていただきます。

これまで公表した案件に加えて不適切行為を報告

川崎:それでは私のほうから説明をさせていただきます。当社が2017年10月8日付で公表いたしました、当社が製造しましたアルミ・銅製品の一部に関する不適切な行為について、および同月11日付で公表いたしました、今回の不適切行為に関するご報告について、これは鉄粉ならびに検査会社事例でございますが、に記載のとおり、当社は、アルミ・銅事業部門および他の事業部門における不適切行為に関する事実関係等の調査を行っております。これまでに公表させていただきました事案に加えまして、実施中の調査に関連して、当社グループ会社において同種の不適切行為、以下本件不適切行為と言わさせていただきますが、が確認されておりますので、ご報告させていただきます。

 本件、不適合製品の1つ目でございますが、製品は銅管およびモールドになります。製造会社は神鋼メタルプロダクツで発生した事案でございます。不適合の対象数量は銅合金管で約700トン、顧客数42社。モールドは約5300個を137社の顧客へ出荷いたしました。期間は記載のとおり、直近1年間でございます。不適切行為の内容ですが、お客さまと取り交わしました寸法などの検査で一部未実施の検査がございました。また検査データの書き換えも認められております。

 2つ目の事案でございますが、製品は細径の銅管です。製造会社はマレーシアにございます、Kobelco & Materials Copper Tube (Malaysia)でございます。対象数量は28社に750トンを出荷しております。不適切行為の内容でございますが、お客さまと取り交わしました寸法などの検査や、機械特性試験などの一部を実施していない事象が確認されております。

 3つ目の事案でございますが、製品は銅管になります。製造会社はタイにございます、Kobelco & Materials Copper Tube (Thailand)でございます。対象は1140トンを5社へ出荷しております。不適切行為の内容でございますが、お客さまと取り交わしました仕様では引張試験と硬さ試験を実施すべきところ、硬さ試験のみを実施し、硬度から引張強度を推定して入力しておりました。

 4つ目の事案でございますが。

男性:すいません。読めるので、分かるので、これを読み上げたいんだったらやめて、それ以降の。

川崎:すいません、説明をさせていただきたいというふうに思います。

男性:読んでいるだけじゃないですか。

川崎:読ませていただきます。4つ目の事案でございますが、製品はアルミニウム合金線と合金棒でございます。製造会社は神鋼アルミ線材でございます。お客さま2社へ不適合品を12.5トン出荷しておりました。不適切行為の内容でございますが、お客さまと取り交わしました検査項目の1つである、微量合金成分を分析せずに分析結果を入力していた事象や、お客さまとの仕様にない参考値である引張特性の一部を書き換えている事象が確認されました。

 5点目は製品は銅板条になります。製造会社は中国にございます、蘇州神鋼電子材料有限公司で、不適合な銅板条31トンを2社のお客さまへ出荷しておりました。不適切行為の内容はお客さまとの間で取り交わしました寸法測定結果の書き換え行為が認められました。

 ここまでご報告申し上げました不適合製品、1から4および5につきまして、現在不適合製品を使用しましたお客さまの製品に対する安全性を含む製品影響について、お客さまと一緒に技術的検証を進めているところでございます。これまでの検証、調査におきまして、これらの本件不適合製品の安全性に疑いを生じさせる具体的な問題は確認されておりませんが、万一、本件不適合製品の安全性に疑いが生じた場合には迅速かつ適切に対応いたします。

今回の一斉点検よりも以前に把握した案件についての報告

 次に今回の一斉点検よりも以前に把握した案件についてもご報告いたします。これらはすでにお客さまへの説明を行った上で、お客さまとともに不適合製品を使用した製品に対する品質影響、これは安全性も含みますが、についての技術的検証を完了し、製品の安全性について問題ないことを確認し、お客さまとの間で問題が解決したことを確認済みでございます。これらにつきましては現時点で追加の費用発生は見込んでおりません。

 最初の不適合品6は中国にございます、2次加工メーカー、江陰法爾勝杉田弾簧製線有限公司で加工しております、鋼線でございます。2011年6月から2017年7月で3525トンを1つのお客さまへ納入しておりました。お客さまと取り交わしておりました外観検査の一部を実施せず出荷している事例がございました。

 2つ目の事例、不適合製品7でございますが、これは中国にございます2次加工メーカー、神鋼新石角弾簧鋼線(佛山)有限公司で加工しております、鋼線でございます。2015年12月から2016年12月で306トンを1つのお客さまへ納入しておりました。お客さまと取り交わしておりました、外観検査の一部を実施せず出荷している事例がございました。

 3つ目の事案、不適合品8でございますが、弊社、当社の子会社である日本高周波鋼業で製造している特殊鋼線、鋼線でございます。2008年6月から2015年5月で19社へ出荷しておりました3990トンにつきまして、硬さ試験値が顧客との取り決めを外れた場合に数値を書き換えて出荷しておりました。

 4つ目の事案、不適合品9でございますが、弊社の持分法適用会社であります神鋼鋼線の子会社である神鋼鋼線ステンレスで製造しているステンレス鋼線です。1社に対して2007年4月から2016年5月で553トンの不適合品を出荷しておりました。お客さまとの間で取り交わしました、引張強度の試験結果が外れた場合に数値を書き換えて出荷しておりました。

 当社は自主点検および緊急監査として、本年9月より神戸製鋼所本体および国内外のグループ会社に対しまして、顧客要求仕様と検査成績書、および検査成績書と検査実績の現物の突き合わせによる確認を進めております。新たに不適切行為が確認された場合には、迅速かつ適切にご報告させていただきます。

 また、すでに当社が確認してご報告した不適切行為も含めまして、不適切行為に関わる事実関係の全容につきましては、調査の公平性、中立性を担保するため、当社会長兼社長である私、川崎博也を委員長とする品質問題調査委員会が委任しました、外部法律事務所による調査が未了であるため、当該調査の完了を待って、あらためてその結果をご報告する予定でございます。

 さらに、当社は、事態の重大性に鑑み、品質問題調査委員会を設置して事態の対応に当たっており、外部法律事務所による調査の結果も踏まえつつ、徹底的な原因分析および全社的な再発防止策を講じる所存でございます。

 現時点では、この全社的な再発防止策の一環としまして、本社主導での品質保証組織の改編等による品質に関するグループガバナンスの強化、検査体制や品質設備投資の見直し、および教育体制の再構築によるグループ従業員も含めました、品質コンプライアンスの意識改革等を進めてまいる予定でございます。なお、本件による業績への影響は現時点では不明でございます。今後、影響の程度が判明した時点で公表を行う予定でございます。

 以上が、リリース文による私の説明でございますが、リリース文にはございませんが、冒頭に私から2点、補足説明をさせていただきたいというふうに思います。

 1点目は鉄鋼事業の4案件についてでございます。昨日、鉄鋼事業に関しましては、鉄粉以外には不適切な事象はないと申し上げました。それは今回の一連の緊急点検、いわゆる自主点検でございますが、その連続性の中で、ないと申し上げたものでございます。ただ、先ほど申し上げましたが、今後、徹底的な原因分析、加えて対策を考える上で、過去の事例も踏まえた原因ならびに対策を講じる必要があると考えました。従いまして、すでに完了しておりました鉄鋼グループ各社の4案件についても、本日はご報告させていただいた次第でございます。

 2点目でございますが、本日、東京電力ホールディングスさまより福島第二原子力発電所の配管における寸法成績表の記載内容に関します、神鋼メタルプロダクツからの報告についてのプレスリリースがございました。本件につきましては、当該配管は交換前で未使用のものであり、発電所の安全に問題がないことを確認しており、東電さまからもその旨の発表がなされております。製品の安全性につきまして、お客さまに提供しております検査仕様書、ミルシートに記載している内容につきまして、お客さまとの仕様に適合していることを確認しております。ただし、東電さまに提供しております寸法成績表に一部不備があったことをご報告いたしております。

 あらためましてユーザーの皆さま、ならびに多くの消費者の皆さまに多大なご心配、ご迷惑をお掛けしておりますことを重ねておわび申し上げます。私からの説明は以上でございます。

全文2へ続く

最終更新:10月20日(金)5時52分

THE PAGE

 

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