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週間為替展望(豪ドル/ZAR)- RBAは金利据え置き継続

10月6日(金)20時07分配信 トレーダーズ・ウェブ

◆RBAは13回連続据え置き、当面も据え置き予想根強い
◆豪ドルは中国貿易収支に注目
◆南アの財政悪化懸念もあり、ZARの上値は限定的か
(国際金融情報部・松井 隆)

予想レンジ
豪ドル円 85.00-91.00円
南ア・ランド円 7.90-8.50円

10月9日週の展望
 豪ドル円は引き続き上値が限定的か。豪準備銀行(RBA)は13回連続で政策金利を据え置いた。エドワーズRBA理事は低インフレ率にも関わらず、利上げの可能性は残されていると発言した。ただし、ロウRBA総裁が、世界的な利上げ傾向にRBAは追随しないと述べていることもあり、しばらくの間、政策金利は据え置かれるだろう。一方、米国の12月利上げは確実視されており、欧州中央銀行(ECB)のテーパリングも豪の利上げより早めに開始されると思われる。豪以外の利上げもしくは金融正常化のペースが速く、豪ドルは売られやすくなっている。NZ連立政権への懸念で同じオセアニア通貨のNZドルの売り圧力が強まるなら、豪ドル安の材料になりそうだ。
 来週は豪州から10日に9月のNAB企業信頼感指数と景況感指数が発表されるが、国内経済指標よりも13日に発表される中国の貿易収支に注目が集まりそうだ。豪経済は中国経済に依存しているものの、牛肉の貿易問題などここ最近は豪中間で摩擦が出ていることもあり、中国の対豪貿易収支にも注意が必要。10月10日の朝鮮労働党創建記念日に向けて、北朝鮮が挑発行為を再開する可能性もあり、急な円高も警戒される。
 南ア・ランド(ZAR)円の上値は限定的か。南ア政府の財政懸念が表面化していることもあり、ZARは再び売り圧力がかかるだろう。行き詰まっている経済情勢の中、財政支出にも限界があり、その場合には国営南アフリカ航空をはじめ、南アの国有企業の資金繰りが影響を受けるのは確実だ。9月に南アは政策金利を据え置いたが、次回11月の会合では利下げすると予想されていることもあり、ZARは買う材料が見つからない。
 来週は南アからは主だった経済指標は発表されないため、引き続き政治情勢や商品市況が相場の動きを左右しそうだ。

10月2日週の回顧
 豪ドルは方向感なく、対ドル・対円ともに小幅安だった。市場が注目していたRBAの政策決定会合は予想通り政策金利を1.50%で据え置いた。声明では、成長がここ数年緩やかに回復し、基調インフレも徐々に加速するとの見通しを示した一方、豪ドル高が成長や物価圧力を抑制すると指摘した。一連のドル高の流れを受けて豪ドル/ドルは7月中旬以来の安値まで下落したが、声明文には新鮮味がなく、すぐに週初の水準まで戻した。8月の豪貿易収支は9.89億豪ドルの黒字で、市場予想より黒字が拡大した。8月の小売売上高は-0.6%で、市場予想の+0.3%を下回った。中国が国慶節で休場のため、豪ドルの動きは緩慢だった。
 ZARは対ドル、対円ともに弱含んだ。南ア財務省は現在の経済状況では政府の借入にネガティブなインパクトがあり、計画通り支出できない恐れもあると発表した。南アの財政が懸念されZAR安になった。(了)

最終更新:10月6日(金)20時07分

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