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株式明日の戦略 FOMC通過で円安基調に変化は出るか

9月20日(水)21時44分配信 トレーダーズ・ウェブ

イベント前で終日小動き、FOMC通過で円安基調に変化は出るか

 20日の日経平均は小幅ながら3日続伸。米株が3指数揃って最高値を更新したことを好感する向きも見られたが、前日に2年1カ月ぶりの高値水準まで上昇したことで戻り売り圧力も強まり上値の重い展開となった。また、FOMCの結果公表を控え、積極的な売買は見送られた。東証1部の売買代金は、概算で2兆7700億円。原油高を背景に、国際帝石など石油・資源株が堅調に推移したほか、出遅れ感の強い証券株や建設株がしっかり。任天堂やソフトバンクGの上昇が目立った。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり854/値下がり1051と、日経平均はプラスで終えたものの売りが優勢。欧州地図大手との提携を発表したパイオニアが大幅上昇。キトーやシードなどが証券会社のリポートを手がかりに非常に強い動きを見せた。上方修正と増配を発表したパレモはストップ高。トランプ米大統領が国連総会の演説で北朝鮮に対して強硬的な姿勢を示したことから、石川製作所や細谷火工などの防衛株に資金が向かった。一方、証券会社の投資評価引き下げを受けてソニーが軟調。IR法案の提出先送りが濃厚となったことから、コナミやテックファームなどカジノ関連の一角が大きく売られた。きょう新規上場のニーズウェルは高い初値をつけたものの、寄った後は利食い売りが優勢となった。

 今回のFOMCに関しては、9月は利上げ見送りで、バランスシート縮小の10月開始が決定されるとの見方が大勢。12月利上げの有無に関する手がかりが得られるかどうかが市場の注目点となっているが、このタイミングでは、利上げは経済情勢次第として、含みを残すといった内容にとどまるのではないかと考える。想定線の結果となれば、マーケットに波乱が起きる可能性は低い。日本株にとっては為替が焦点となる。仮にFOMC後の米国株が上昇したとしても、ドル安・円高が進行した場合には、日本株の上値は抑えられる。また、この場合は米長期金利の低下を伴うであろうから、金融株の戻りにもブレーキがかかりやすい。ただし、ドル円はテクニカル的には直近の円安進行で13週線や26週線を上回っており、これらの水準が控える110円70~80銭台あたりまでの円高なら、堅調な地合いは継続すると考える。FOMCが円安を一段と後押しする材料となった場合には、この先の日経平均は、2015年6月高値の20952円をうかがう展開になると予想する。

 また、あすに関しては日銀金融政策決定会合の結果発表も予定されている。こちらに関しては市場の注目度はほとんど高まっておらず、無風通過が濃厚であるが、FOMCの結果を消化した前場が強い動きとなった場合には、日米金融政策の不透明感の払しょくから、後場にかけて買いの勢いが強まる可能性がある。そして、その場合の上昇のけん引役は金融株になると考える。業種別の銀行、証券は、きょう(9/20)時点で年初来からの騰落がマイナスと、依然として出遅れ感が強い。そして金融株が一段高となった場合には、次の出遅れ修正候補として、年初来の騰落率が最下位である不動産の動向にもそろそろ注目しておきたい。

最終更新:9月20日(水)21時44分

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