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欧州市場サマリー(13日)

9月14日(木)3時40分配信 ロイター

[13日 ロイター] - <為替> 8月の米卸売物価指数(PPI)が前月の下落から上昇に転じたことを受け、ドルが強含んだ。連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期を探るにあたり、市場では14日発表の消費者物価指数(CPI)が注目されている。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。ポンドがドルに対して1.3329ドルと1年ぶりの高値をつけたことを受けドルで収益を得る大手企業の株が売られた。序盤は7336ポイントまで落ち込む局面もあったが、ポンド高が後退するにつれ下落幅を圧縮した。

銅価格の下落に伴い鉱業株の値下がりが目立ち、部門別でFT100種を最も大幅に押し下げた。リオ・ティント<RIO.L>とBHPビリトン<BLT.L>、グレンコア<GLEN.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>、フレスニロ<FRES.L>、アントファガスタ<ANTO.L>は1.8%から3.9%下落した。

一方、中型株では家具・インテリア小売りのダネルム<DNLM.L>が8.4%上昇した。通期決算が好感された。アナリストらは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る国民投票の後にポンドが下落したことで英国の消費支出が落ち込み、国内企業の打撃となってきたが、こうした懸念を払しょくする決算内容だと述べた。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> ほぼ横ばいで取引を終えた。米アップル<AAPL.O>の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」の発売日が予想よりも遅れることを受け、同社に部品を提供するサプライヤー銘柄が下落した。

アップルのサプライヤーである半導体メーカーのAMS<AMS.S>とダイアログ・セミコンダクター<DLGS.DE>とは3.9%と1.6%それぞれ下落した。

iPhone「X」は11月3日発売予定。価格は999ドルで、中国などの市場で需要が抑制されるかもしれないとの指摘がある。

JPモルガン・アセット・マネジメントのストラジスト、マイク・ベル氏は「約1000ドルのiPhoneの需要がどれだけあるかが興味深い」と述べる。「比較的需要が底堅ければ米企業に価格決定力がまだ結構あること、そして消費者信頼感が高いことを示す」と述べた。

高級ブランド「カルティエ」などを傘下に収めるスイスのリシュモン<CFR.S>は1.2%下落した。アジア圏の高級ブランド需要が回復していることから上半期の売上高は市場予想を上回ったものの、UBSアナリストらは小売業の伸びが弱まっていることが市場心理の重しとなる可能性を指摘した。

スイスの時計大手スウォッチ・グループ<UHR.S>は3.9%下落。一部のトレーダーは、アップルが腕時計型端末「アップルウオッチ」を発売することでスウォッチの市場シェアが減るとの懸念を示す。

一方、化学素材を製造するコベストロ<1COV.DE>は3.7%上昇した。ドイツの医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>がコベストロの保有株の9.4%を売却したことが好感された。バイエルは、米農業関連・種子開発大手モンサント<MON.N>の買収に資金を充てる意向だ。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 債券利回りが前日につけた高水準近辺で推移した。

オーストリアが100年債を公募するなど、域内各国で債券売却が相次ぎ供給過剰感が広がった。

ドイツ10年債利回り<DE10YT=TWEB>が0.40%に上昇した。前日に1日の上げでは7月初め以来の大きさを記録していた。前週末につけた低水準(0.286%)を大きく上回る。

欧州中央銀行(ECB)理事会が先週、資産買い入れ縮小で幅広く合意し、10月26日の次回会合で決定する公算が大きいとロイターが先週報道した。債券買い入れ縮小への懸念が根強く、債券市場に影を落としている。

次回のECB理事会前に各国政府などが、債券市場で資金調達を急いでいる。

オーストリアは前日、100年国債を公募した。発行額が35億ユーロに上り市場を驚かせた。

オランダは前日、100億ユーロの国債入札を行った。この日はドイツが約24億ユーロの10年債入札、イタリアも80億ユーロの国債入札を実施した。

銀行筋によると、欧州投資銀行(EIB)も、30億ユーロの2023年12月償還債を売却する方針だ。

市場関係者の1人は、オーストリアの入札結果公表後、長期債の売りが加速したと指摘する。

イタリアとドイツの10年債利回り格差は163ベーシスポイント(bp)に拡大した。ただアナリストらは、イタリア国債入札も要因に挙げた。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

最終更新:9月14日(木)3時40分

ロイター

 

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