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イマドキのわが子の金銭感覚に親が脅威を感じる意外な理由

8月23日(水)20時10分配信 投信1

写真:投信1 [トウシンワン]
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写真:投信1 [トウシンワン]
8月21日、東京・大手町で一風変わった子供向けの「経営体験イベント」が行われました。

これは、日本初のFinTechラボであるFINOLAB(フィノラボ)協力のもと、一般社団法人子供教育創造機構 キンダリーインターナショナルが開催したものです。

テーマは「みんなが大好きな駄菓子屋!」。本物の現金を使い、資金調達、商品の仕入れ、値付け、販売という駄菓子屋さんの「経営体験」をする中で、大人がやっている仕事やお金、社会について学ぶという内容です。参加した約15人の子供たちは3つのチームに分かれ、FINOLABのエントランスに設けられたスペースで駄菓子屋の売り子として、訪れる大人たちに実際に駄菓子を販売しました。

ところで、このイベントに子供を参加させた親たちにその理由を聞くと、イマドキの子供ならではの金銭感覚に不安を覚えたから、といった話も聞こえてきます。

「働く意味って?」「お金はどこから?」を、駄菓子を売って考える

今回このイベントに協力したFINOLABによると、そもそもこのイベントには2つの狙いがあったといいます。1つは「日本の金融教育の遅れに対するフォロー」、そしてもう1つは「働く意味を学ぶこと」。特に共働き家庭をイメージして企画をしたといいます。

FINOLAB担当者は「たとえば共働き家庭の子供の場合、日常では両親が働きに出ていて不在ということが多いと思います。そこから『仕事とは何か』『どうやってお金を得ているのか』といったことを子供自らも実体験し、考える場を作れないかと考えました」と話します。現金での販売活動を行うことで、単なる「ごっこ遊び」ではない「稼ぐ感覚」を記憶してもらうことも狙ったものだといえそうです。

イベントのまとめでは、参加した子供たちから「仕入れの時には美味しさや値段にこだわった」「お菓子がきれいに見えるよう、明るい場所にお店を出した」「同じ値段にしないように工夫した」「声かけをしたらよく売れた」「お菓子を組み合わせてセット販売したら売れた」「他の店を見て値段を見直した」などという発表がありました。やりくりする難しさだけでなく、お金を稼ぐ喜びを皆一様に体験できたようです。

「スマホからお金が湧き出てくる」感覚に不安を覚える親たち

(写真はイメージです)
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(写真はイメージです)
では、なぜ親たちは今回のイベントに参加させたのでしょうか。

小学2年生の子供を参加させたという40代の会社員は「うちの子供はまだ小さいのですが、今回の体験はためになったと思います」と話します。何よりも普段電子マネーを使うシーンを見ていた子供が「お金はスマホから湧いて出てくる」という感覚を持っていることに不安を覚えたことが参加を後押ししたといいます。「今の子供はデジタルネイティブで何でも使いこなせるけれど、バーチャルのお金と実際の小銭や紙幣の価値は一緒だということはわかっていないようなのです。現金を使って学べるこの機会は貴重だと感じました」。

また、小学1年生の子供を参加させた自営業を営む30代女性も「子供がSuicaやクレジットカードを使ったときなどに『なんだこのお金が出てくる魔法のカードは!』と感じたようなので、利用するときは気を付けています」といいます。最近子供がお金に興味を覚え始め「どうしたらお金が手に入るのか、モノを売ったり買ったりする仕組みなどにも興味があるようなので、お手伝いをしてもらっています。今回は実際にモノを売るという経験ができてよかったと思います」と話してくれました。

一方、実際の経営者は、子供たちの様子をどのように見ていたのでしょうか。子供たちから駄菓子を買っていたFINOLABに入居するベンチャー企業の経営者は「親からお金が無尽蔵に湧き出てくる気分のまま社会人になって『稼ぐ』感覚を持てていない人は40~50代でも意外と多いものですよ。子供のうちから稼ぐ感覚を身につけるって大事だと思いますね」と話していました。

まとめ

日本の金融教育の遅れが指摘されて久しいですが、今後はこのような金融リテラシー向上のための教育も次第に広がっていきそうです。FINOLAB担当者も「今回は金融リテラシーを高める目的で、まずは子供向けに体験を通した企画を第1弾として開催しました。今後、『親子向け』なども実施していきたい」と話しています。

それにしても、電子マネーを当たり前に使う世代が大人になれば、お金についての感覚は今の時代のそれとはまったく異なるものになりそうです。普段お金について子供と話をする機会がないという方も、機会を見つけて一度じっくり話しあってみても良いかもしれませんね。
投信1編集部

最終更新:9月13日(水)2時35分

投信1

 

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