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来週の東京外国為替市場見通し=ECBの資産買い入れ縮小が焦点

7月14日(金)17時53分配信 モーニングスター

 予想レンジ:111円70銭-114円50銭

 10-14日の週のドル・円は下落した。週初10日は、日本株の上昇を受けてドル・円は上値を伸ばしたが、原油先物価格が下落すると値を消した。11日は、米高官のタカ派的な発言を受け、ドル・円は底固く推移した。ただ、トランプ米大統領の長男がロシア政府の弁護士と接触していたことなどが判明すると、政治先行き不透明感からドルが売られた。12日のイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言は、ハト派的と解釈され、ドル売り・円買いに傾いた。13日は日銀が物価目標を引き下げる可能性が報じられ、ドル・円は上昇する場面もあったが、米高官によるハト派的な発言を受け、上値は抑制された。

 目先14日には、米6月CPI(消費者物価指数)、米6月小売売上高が発表される。米インフレ率が目標を下回る状況から、市場では利上げ先送り論が支配的となっており、結果次第ではこうした論調に変化が起きる可能性がある。

 週が明けて注目のイベントは、ECB(欧州中央銀行)理事会だろう。ECBは18年1月から資産買い入れを縮小する見通しとの当局者発言が伝わっており、資産の買い入れ縮小に関して何らかの意思表示が行われる可能性がある。欧州も金融政策正常化への道が意識され始めれば、ユーロ・ドルの上昇から、ドル・円の重しにつながりそうだ。また、19-20日に開催される日銀金融政策決定会合も重要だ。金融政策は据え置かれる見通しだが、今回は展望レポートが発表され、17年度のGDP(国内総生産)成長率について上方修正される可能性がある。

 ドル・円の高値のメドは7月11日に付けた高値114円50銭近辺。下値メドは200日移動平均線や13週線が重なる111円70銭近辺とする。

提供:モーニングスター社

最終更新:7月14日(金)17時53分

モーニングスター

 

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