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市場の目=FRBと市場との乖離は埋まるのか

6月19日(月)18時18分配信 トレーダーズ・ウェブ

第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト 嶌峰義清氏

FRBと市場との乖離は埋まるのか

 先週は、全般的にまちまちとなった。最も注目されたFOMCでは、市場の事前予想通りとなる+25bpの利上げが実施されたが、直前に発表された消費者物価を含む米経済指標が市場予想を下回る結果となっていたため、利上げは将来的なインフレ加速の懸念をより後退させるとして米金利の低下に繋がった。FOMCメンバーによる将来の政策金利予想(ドットチャート)には変化がなかったことも、安心感に繋がった。一方、年内からのバランスシート縮小(米国債の再投資縮小)に関して具体的な案が示されたが、市場の反応は限定的なものにとどまった。

 今週は、市場の注目度が高いような材料はない。ここのところ市場予想を下回る米経済指標が注目を集めているため、FRBの利上げやバランスシート縮小に際しても、米金利に上昇圧力がかかりにくい環境が続きやすい。FRBの景況感やインフレに対する懸念と市場のそれとの間に齟齬があり、これが金利の上昇を鈍くさせていると考えられる。週内は、フィッシャーFRB副議長をはじめ、当局者の講演会などが多くあるが、両者の乖離がもう少し埋まるようになれば市場の動きにももう少し安定感が出てこよう。とはいえ、市場はその“物証”を求めており、そうした材料に欠ける今週は方向感に欠ける展開が見込まれる。
関口

最終更新:6月19日(月)18時18分

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