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【FISCOソーシャルレポーター】もきち♪:株価指数に投資する

5月25日(木)9時05分配信 フィスコ

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日興 上場225M 1,815 -4
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家もきち♪氏(ブログ「もきちのきもち 株とコンピュータ編」「もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年5月22日18時に執筆

株式投資を始めようとしても、どの銘柄に投資するのかというのは迷うところです。

大型株か小型株か、割安株と言われるバリュー株か割高でも成長しているグロース株か、個人向けなのか企業向けなのか、どの業種がいいのか等々悩んでしまいます。

何しろ3500銘柄以上が上場していて、選り取り見取りなのです。

◆株式指数に投資する

そんな時には、株価指数に投資してみるというのもいいのかもしれません。とはいっても、株価指数そのものは上場されていませんので、そのまま購入するわけにはいきません。

個人投資家が株価指数に投資をする方法を3つに分類してみました。

◇指数の構成比率に従って現物株を購入する
◇先物やオプションなどのデリバティブ(金融派生商品)で取引する
◇指数連動型ファンド(投資信託)に投資する

この3方法を日本株の代表的な指数である「日経平均株価」を例に考察してみます。

◆指数の構成比率に従って現物株を購入する

日経平均株価の構成銘柄と算出方法、必要な数字は日経新聞社のサイトに「日経平均プロフィル」として公開されています。

公開されている情報から、日経平均株価と全く同じ構成で現物株式を購入する必要額を計算することができます。

17年5月22日終値を当てはめてみると、必要額は約10億円(各銘柄の単元株数を考慮)となりました。個人投資家がこの構成に従って現物株を購入するのはちょっと無理そうです。

◆先物やオプションなどのデリバティブで取引する

個人投資家が日経平均に投資すると聞くと、真っ先に先物を考える投資家も多いと思います。

先物は金融派生商品です。証券会社に証拠金を預けて、証拠金の数十倍の取引ができます。

5月22日現在の日経平均先物1枚を取引するための証拠金(SPAN証拠金)は69万円で、1枚は日経平均の1000倍の金額です。

SPAN(Standard Portfolio Analysis of Risk)証拠金は、先物・オプション取引の清算を行う日本証券クリアリング機構が公表しています。証券会社によってはSPANに一定の係数をかけて必要証拠金としている場合もあります。

日経平均の5月22日の終値が19,678.28円ですので、日経平均先物1枚を取引するということは、1900万円以上の取引をするということです。

単純に計算すると、証拠金の28.5倍(レバレッジ)の取引です。

利益が出る方向に向かえばいいのですが、終値で含み損が出ると、含み損分は証拠金から引かれて計算(値洗い)されますので、追加証拠金(追証:おいしょう)を入金する必要が出てくる場合もあります。

もしも日経平均が損失の出る方向に1000円動いたら、1000倍となる100万円の損失です。証拠金がぎりぎりなら100万円の追証が必要になります。

ミニでも証拠金と取引額が10分の1になるだけで、仕組みは同じです。

とても気軽に手を出せるものではありません。

◆指数連動型ファンドに投資する

現物株式もデリバティブも気軽に手を出せませんが、個人投資家が個別銘柄のように株価指数を取引する方法もあります。

それが「指数連動型ファンド(インデックスファンド)」です。これは、多くの投資家から集めたお金で、特定の指数の割合で現物株を購入する仕組みです。

多くの投資家から資金を集めますので、1単位40億円を超える日経平均株価と同じ比率での購入も可能です。資金が足りない場合は他の同じインデックスファンドを購入します。

このインデックスファンドには、証券会社や銀行で取引する非上場の投資信託や、証券取引所に上場していて個別銘柄と同様に売買可能なETF(Exchange-TradedFund:上場投資信託)などがあります。

インデックスファンドなら、レバレッジが効いていないファンドが選択できます。

価格も、日経平均連動型だと<1578>上場インデックスファンド日経225(ミニ)の1595円(5月22日終値)からとお手軽です。

個別銘柄と同様に証券会社の売買手数料は必要ですが、1口から取引できますので、個別銘柄のような取引が可能です。

インデックスファンドには日本株だけではなく、外国株式指数や商品先物といった投資対象もあります(一部ETN・REIT)。

◆まとめ

日経平均などの指数に投資するのに、いきなり何十億円も用意して現物を取引する投資家は少ないと思いますが、よく調べずに先物やオプションなどのデリバティブに手を出す投資家は少なくありません。

先物やオプションを否定するつもりはありませんが、よく仕組みとリスクを調べて、ファンドという選択肢もあるということを頭の片隅にでも入れておく必要もあるのかもしれません。

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執筆者名:もきち♪
ブログ名:もきちのきもち 株とコンピュータ編
もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編
《HK》
株式会社フィスコ

最終更新:5月25日(木)9時08分

フィスコ

 

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