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19日の香港市場概況:ハンセン0.2%高と4日ぶり反発、テンセント最高値更新

5月19日(金)19時25分配信 フィスコ

19日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比38.35ポイント(0.15%)高の25174.87ポイントと4日ぶりに反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は3.96ポイント(0.04%)安の10267.39ポイントと小幅ながら4日続落した。売買代金は701億2300万香港ドルに縮小している(18日は917億8800万香港ドル)。

好悪材料が入り混じるなかで方向感を欠く展開。中国金融当局の監督管理強化がマイナス材料となったものの、昨夜の米株が反発したことが安心感を誘った。好決算を引き続き材料に、インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)株が続伸したことも相場を支えている。同社株は1.9%高の268.40香港ドルと続伸し、連日で上場来高値を更新。1銘柄だけでハンセン指数を50.5ポイント押し上げた。

業種別では、本土系不動産セクターの上げが目立つ。恒大地産集団(3333/HK)が9.1%、広州富力地産(2777/HK)が2.4%、中国海外発展(688/HK)と万科企業(2202/HK)がそろって1.4%、華潤置地(1109/HK)が1.2%ずつ値を上げた。住宅価格の上昇に一服の兆しがみられたことを改めて材料視している。中国国家統計局が18日公表した今年4月の新築住宅価格動向では、主要70都市のうち前月比で価格が上昇した都市が58都市となり、3月の62都市から減少した。追加の価格引き締め策に対する警戒感が薄らいでいる。

鉄鋼セクターもしっかり。鞍鋼(347/HK)が5.2%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.9%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.7%高と値を上げた。

海底資源関連の銘柄群が急伸。油田サービス事業者の中石化石油工程技術服務(1033/HK)が8.7%高、海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(2883/HK)が3.5%高で引けた。「メタンハイドレートの連続試掘に世界で初めて成功した」と発表されたことが改めて材料視されている。18日の本土市場では、関連銘柄が急騰していた。

一方、香港地下鉄運営などの香港鉄路(MTR:66/HK)は3.8%安とさえない。マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設工事入札をめぐり、国有鉄道運営会社の中国鉄路総公司が「香港鉄路との共同入札は考えていない」と明言したことがマイナス。前日までは工事受注の思惑が強まり、香港鉄路株は連日で上場来高値を更新していた。

本土市場は3日ぶり小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%高の3090.63ポイントで取引を終えた。海底資源関連の銘柄群が大幅続伸。消費関連株もしっかり。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)は、3日ぶりに上場来高値を更新した。


【亜州IR】


《HT》
株式会社フィスコ

最終更新:5月19日(金)20時29分

フィスコ

 

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