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神姫バス(9083)、株主優待を変更! 株式併合と単元株変更に伴うもので、バス割引券などをもらえる内容は変わらないが、制度自体の仕組みがシンプルに

5月19日(金)19時20分配信 ダイヤモンド・ザイ

神姫バスは、バス事業を主体に、レジャーサービスや不動産事業などを幅広く手掛ける会社。
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神姫バスは、バス事業を主体に、レジャーサービスや不動産事業などを幅広く手掛ける会社。
 神姫バス株式会社が株主優待内容を変更すると、2017年5月15日に発表した。

 神姫バスの株主優待は、9月末と3月末時点で、1000株以上保有する株主が対象で、優待品は年2回もらえるものと、3月末時点の株主限定でもらえるものに分かれている。

 具体的には、「1000株以上保有する株主に、保有株数に応じて、神姫バスで利用できる『乗合バス運賃半額割引券』(年2回)または『株主乗車証・乗車券』(年2回)、タクシー割引券(年2回)を贈呈。また、3月末時点の株主には、上乗せでグループ会社のバスツアーや車検などが割引となる『株主優待割引券』各種を贈呈」という内容になっていた。

 今回の変更で、従来は「1000株以上の株主」が対象だったものが「100株以上の株主」が対象となる。2017年10月1日を効力発生日とする「株式併合(5株⇒1株に併合)」と「単元株式数の変更(1000株⇒100株)」に伴うものだが、従来の必要株数は1000株⇒併合後200株となるので、併合後100株の株主優待は新設されることになる。最低投資額のハードルが下がるので、個人投資家にはうれしい変更内容だ。

 また、配布基準が変更されるだけでなく、内容も一部変更されている。具体的には、以下のとおり。

◆従来、保有株数に応じて上乗せされていた「乗合バス半額割引券」の贈呈枚数が、100株~1999株保有の株主に対し、一律10枚に変更(2000株以上の株主には、株主乗車証、または株主乗車券贈呈)。
◆従来、年1回、3月末時点の株主に対してのみ贈呈されていた、グループ会社で利用できる各種の株主優待割引券が、「グループ優待券として一律3000円分、年2回贈呈」に変更。

 この株主優待の変更は、2018年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

神姫バスの株主優待制度の変更前と変更後

  (変更前) ※株式併合と単元株変更前

  基準日
  保有株式数
  株主優待内容
  9月末/
3月末
  1000株以上
  ◆乗合バス半額割引券5枚(年2回)(※1)
◆タクシー代500円割引券5枚(年2回)(※2)
◆ツアー割引券5枚(年1回・3月のみ)(※3)
◆飲食料金100円割引券10枚(年1回・3月のみ)(※4)
◆車両整備等500円割引券5枚(年1回・3月のみ)(※5)
  4000株以上
  ◆乗合バス半額割引券10枚(年2回)
◆タクシー代500円割引券5枚(年2回)
◆ツアー割引券5枚(年1回・3月のみ)
◆飲食料金100円割引券10枚(年1回・3月のみ)
◆車両整備等500円割引券5枚(年1回・3月のみ)
  7000株以上
  ◆乗合バス半額割引券15枚(年2回)
◆タクシー代500円割引券5枚(年2回)
◆ツアー割引券5枚(年1回・3月のみ)
◆飲食料金100円割引券10枚(年1回・3月のみ)
◆車両整備等500円割引券5枚(年1回)
  1万株以上
  ◆株主乗車証または株主乗車券(年2回)(※6)
◆タクシー代500円割引券5枚(年2回)
◆ツアー割引券5枚(年1回・3月のみ)
◆飲食料金100円割引券10枚(年1回・3月のみ)
◆車両整備等500円割引券5枚(年1回・3月のみ)
  詳細
  (※1)持参人方式。特定路線は利用不可。有効期間は半年間。
(※2)神姫タクシー・舞子神姫タクシー・立花神姫タクシー
 姫路神姫タクシー・粟賀神姫タクシーの5社で使用可能。
 有効期間は半年間。
(※3)神姫バスツアーズの主催ツアー5%割引、
 他社主催ツアー3%割引。
(※4)神姫フードサービス運営の店舗にて利用可能。有効期間は1年間。
(※5)神姫商工での自動車整備または
 贈答品販売「サラダ館」にて利用可能。
 支払い2000円以上につき、2000円ごとに1枚使用可能。
 有効期間は1年間。
(※6)持参人方式。特定路線は利用不可。有効期間は半年間。
 株主乗車証は1万株ごとに1枚(上限30枚)、
 株主乗車券は1万株で1万円相当、
 以下100株ごとに100円増で、最高で1万4000円まで贈呈。
(※これらの点は変更後も同様)

  (変更後) ※株式併合と単元株変更後

  基準日
  保有株式数
  株主優待内容
  9月末/
3月末
  100株以上
  ◆乗合バス半額割引券10枚(年2回)
◆グループ優待券3000円分1枚(年2回)(※1)
  2000株以上
  ◆株主乗車証または株主乗車券(年2回)
◆グループ優待券3000円分1枚(年2回)
  詳細
  (※1)神姫バスツアーズ・神姫フードサービス・神姫商工・神姫タクシー・
 舞子神姫タクシー・立花神姫タクシー・姫路神姫タクシー・粟賀神姫タクシー
 で利用可能な金券。

神姫バスの株主優待利回りはどうなる?

 神姫バスの株主優待利回りの換算は難しいが、今回の変更によって株式併合後の100株の株主への株主優待が新設となるので、最低投資金額が減るのを歓迎する個人投資家は多そうだ。また、併合前の1000~3999株(併合後の200~799株)の株主にとっては「乗合バス半額割引券」の枚数が増えることになった一方で、併合前の7000~9999株(併合後の1400~1999株)の株主は「乗合バス半額割引券」の枚数が減ってしまうので要注意。

 とはいえ、基本的には株式併合と単元株数の変更に伴うもので、従来は複雑だった保有株数による優待品の違いがシンプルになり、今後は年2回、同じ内容の優待品がもらえるようになる。また、これまではグループ各社の各種優待券が複数もらえる形だったが、今後は共通して使える優待券に変更された点も、より使い勝手がよくなったと評価できる。

 神姫バスは今回の株主優待内容の変更の目的を「当社は昭和36年4月に大阪証券取引所市場第二部に上場しましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部指定を目指しております。今回の株主優待制度の変更は、株主の皆様にとってより利用しやすい優待内容に変更し、更に多くの皆様に当社グループの事業へのご理解を深めていただくことに加えて、市場第一部指定における形式要件である株主数の充足を図るために行うものであります」としているので、今後も注目しておいたほうがよさそうだ。

 なお、神姫バスは兵庫県を地盤とするバス会社大手。バス事業の他、グループ企業が手掛ける事業に不動産、レジャー、飲食、タクシーなどがある。2017年5月15日に発表した2017年3月期連結業績(通期)は、すべて前期比で売上高が1.5%増、営業利益が9.8%減、経常利益が7.6%減。乗合バス事業や車両物販・整備事業、不動産賃貸業は好調も、人件費の増加等が逆風になった。

 ■神姫バス

 業種
 コード
 市場
 権利確定月
 陸運業
 9083
 東証2部
 9月/3月
 株価(終値)
 単元株数
(※2017年5月現在)
 最低投資金額
 配当利回り
 730円
 1000株
 73万円
 0.82%
 【神姫バスの最新の株価・株主優待の詳細はこちら! 】

 ※株価などのデータは2017年5月18日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
ザイ・オンライン編集部

最終更新:5月19日(金)19時20分

ダイヤモンド・ザイ

 

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株式会社ダイヤモンド社

9月号:7月21日(金)

定価730円(税込)

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