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来週の東京外国為替市場見通し=地政学リスクがくすぶるなか、仏大統領選が実施

4月21日(金)18時03分配信 モーニングスター

 予想レンジ:1ドル=108円00銭-110円50銭

 4月17-20日のドル・円相場は前週末から上昇した。16日の北朝鮮のミサイル発射を受けた週初17日は、北朝鮮の軍事的挑発に対し、米韓が強力な報復措置で応じるとしたことで地政学リスクへの意識が高まり、円買いが先行。ドル・円は一時1ドル=108円10銭まで下落する。その後、ムニューシン米財務長官が長期的に強いドルを支持したと伝わると、1ドル=109円台を回復した。18日は英国のメイ首相が総選挙の前倒し実施を示唆したことでユーロが買われ、ドル売り・円買いへと傾斜。米軍が北朝鮮のミサイル実験に対し、迎撃を検討していると伝わったこともドル売り圧力となった。

 19日はムニューシン氏がトランプ米大統領のドル高けん制発言について口先介入ではないとしたことが材料視されたもようで、利益確定とみられる円売り・ドル買いにドル・円は反発。20日はムニューシン氏が税制改革案を近く発表すると言明したことで米経済成長への期待が高まり、ドル・円は一時1ドル=109円台半ばまで上昇した。

 目先の焦点は23日の仏大統領選第1回投票。決選投票にマクロン氏(無所属)が残れず、ルペン氏(国民戦線)とメランション氏(左派党)が残った場合、両氏ともEU(欧州連合)離脱派のため、為替相場への影響は不可避となりそう。

 一方、米国では決算発表が本格化するなか、3月シカゴ連銀全米活動指数、3月新築住宅販売件数、4月CB(コンファレンスボード)消費者信頼感指数、3月耐久財受注、3月中古住宅販売仮契約、1-3月期GDP速報値などが発表される。28日が米国政府の暫定予算期限であることと合わせ注視したい。

 ドル・円の予想レンジは、仏大統領選で決選投票にマクロン氏が残ることを前提に1ドル=108円00銭-110円50銭としたい。20日にドル・円が8営業日ぶりに5日移動平均線を上回り、25日線とのミニ・ゴールデンクロス(GC)が意識されるなか、戻りを試したいところだが、北朝鮮等の地政学リスクがくすぶっていることもあり上値は限定されそう。

提供:モーニングスター社

最終更新:4月21日(金)18時03分

モーニングスター

 

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