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【これからの見通し】地政学リスクの高まりでドル円は重要な水準に差し掛かる

4月12日(水)15時55分配信 KlugFXニュース

【これからの見通し】地政学リスクの高まりでドル円は重要な水準に差し掛かる

 ドル円は109円台半ばでの推移。朝方に109.35近辺まで下落、昨年11月17日以来の安値水準となり、その後の戻りは限定的。日経平均は195円安と大幅安で引けている。

 リスク回避の動きの背景には北朝鮮やシリアをめぐるトランプ米大統領の強硬姿勢がある。攻撃的な米航空母艦船隊が自衛隊との共同行動をとるとの報道もあった。北朝鮮の核開発へのけん制となっているが、今後の情勢への不安感はぬぐえない。

 また、きょうの日本時間夕方からは米国務長官とロシア外相の会談が行われる予定。シリア問題をめぐる両国の隔たりが埋まる方向となるのか。安心はできないところだ。いずれの問題も、まだ収拾に向かう方向性は示されず、リスク回避動向には引き続き警戒したい。

 ドル円相場は心理的な節目の110円を下回っており、今後はこの水準がレジスタンスとして意識されやすい。次のポイントとしては、昨年6月の99円台から12月の118円台後半にかけてのレンジの半値水準が108.80-90レベルに位置しており、有力なサポート水準として意識されそうだ。また、最新の日銀短観(3月調査)では2017年度の想定為替レート(大企業・製造業)が108.43となっており、企業の採算レートとして108円台後半から半ばが分岐点との見方もされそうだ。

 このあと発表が予定されている経済指標は、英ILO失業率(2月)、米MBA住宅ローン申請指数(7日までの週)、米輸入物価指数(3月)、カナダ中銀政策金利 など。ブラジル中銀政策金利発表は12日から13日にかけて時刻未定での発表。金融当局者の発言予定は、カーニー英中銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁、ポロズ加中銀総裁など。英中銀総裁はフィンテック関連のイベント出席で金融政策には言及されない可能性がある。また、米国では30年債入札、原油在庫統計などの発表が予定されている。 

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

最終更新:4月12日(水)15時55分

KlugFXニュース

 

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