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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:楽ではない専業投資家稼業

11月21日(月)9時09分配信 フィスコ

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現在値
ライフル 808 -17
ウェッジH 587 -16
チェンジ 7,540 -70
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年11月21日9時に執筆

次期米大統領にトランプ氏が選ばれた。誰もがその日を境に「民主主義の国・アメリカ」が悪い方に変貌してしまうのではないかという危機感を募らせたに違いない。その感情の極致が選挙の開票が進むにつれ急落した日本株の姿に象徴されていたと思う。

しかし、株も為替も本当に難しい。選挙後のマ-ケットの動きは大方の事前の予想とは真逆の展開である。NYダウは高騰し史上最高値を更新、円相場は10円以上も円安に戻している。早くも「トランプノミクス相場」と持ち上げる記事を見ない日はない光景を誰が予想できたであろうか。

専業投資家であれ、兼業投資家であれ、或いはそんなカデゴリ-分けにまったくこだわりなく、資産運用のひとつの手段として株式投資を楽しんでいる方など人それぞれにさまざまな立ち位置がある。

「二足の草鞋を履く」とよく言うが、本来の意味と現代の解釈の変遷は横に置き、同時に二つの職業や立場を兼ねる意と捉えるならば、兼業投資家がそれに当たるだろう。

二足の草鞋を履くことの優れた点は、ある種の心理的な逃げ道を用意できることである。会社でうまくいかないことがあれば、「自分はいつでも別の道(投資家)に傾倒できる」。「その道で成果が振るわなくても、会社勤めの保証がある。」といった具合に。

突き詰めれば、人生の道が目の前に1本より2本見えるほうがいつでも寄り道ができる安心感が増すのだと思う。そう考えれば、専業投資家のストレスたるや腕一本で稼ぐ自営業だから大変な重圧を抱えていることになる。

世の中に存在する大半の個人事業主は、喫茶店なり美容室なり、開業医なりサ-ビスを提供するという過程があり、そこに人や社会と触れ合う喜びがスパイスとして付いてくる。しかし専業投資家にはそういった報酬以外のスパイスが見い出しにくい。その欠乏感(ストレス)と戦う精神力もまた相当なものである。

だから職業としての個人投資家は決して甘くない。「マ-ケットで勝つ」だけが必要な素養ではない。たとえば市場が休場のときに、何を考え思うのか。専業投資家ができるぐらいならどんな仕事でも出来る、というのが私の認識である。

個別株ではここから年末にかけて、テ-マ性豊富な中小型株の物色意欲が高まるだろう。東南アジアを舞台にしたオ-トバイロ-ン事業が堅調なウェッジホ-ルディングス<2388>、堅調な業績を背景に海外不動産情報事業に展開力を持つネクスト<2120>、日足チャ-トが出直り妙味を漂わすチェンジ<3962>に注目している。

執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記
《MT》
株式会社フィスコ

最終更新:11月21日(月)9時12分

フィスコ

 

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