〔東京外為〕ドル、156円台前半=日銀の現状維持で上昇(26日午後3時)

4/26 15:07 配信

時事通信

 26日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀の金融政策の現状維持を受けて、1ドル=156円台前半に上昇した。午後3時現在は、156円10~10銭と前日(午後5時、155円62~63銭)比48銭のドル高・円安。
 午前は、日銀の金融政策決定会合の結果を控える中、155円50~60銭台で小浮動した。
 午後は、日銀が金融政策の現状維持を決めると、156円10銭台に上昇し、1990年5月以来の高値を付けた。その後は、鈴木財務相が「しっかり対応してまいります」と円安進行をけん制すると155円90銭台へ失速したが、日米の金利差を意識した買いで、156円10~20銭台に上伸した。
 日銀は政策金利の据え置きを決定し、声明文から国債買い入れ額の記述を削除した。市場関係者は「予想通りの結果で、材料出尽くしの円売りが出た」(外為仲介業者)と説明する。
 植田総裁は午後3時半から会見を行う。別の市場関係者からは「引き締めを早めるようなタカ派的な発言がなければ、ドル円は160円を目指す」(FX会社)との声が出ている。
 ユーロは正午に比べ対円で上昇、対ドルは小動き。午後3時現在は、1ユーロ=167円42~43銭(前日午後5時、166円85~85銭)、対ドルでは1.0725~0726ドル(同1.0721~0721ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:4/26(金) 15:34

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