〔東京外為〕ドル、155円台後半=日銀結果公表控えて小動き(26日午前9時)

4/26 9:03 配信

時事通信

 26日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀決定会合の結果公表を控え、1ドル=155円台後半で小動きとなっている。午前9時現在、155円61~62銭と前日(午後5時、155円62~63銭)比01銭の小幅ドル安・円高。
 前日の海外市場では、欧州時間は155円50~70銭前後でもみ合った。米国時間は米GDP統計で物価指数が強い結果となり、一時155円70銭台に上昇。ただ、介入警戒感が根強いほか、「日銀が国債購入の減額を検討する」との時事通信報道が重しなり、中盤以降は155円60銭前後で推移した。東京の早朝もおおむね同水準。
 東京時間は、日銀決定会合の結果公表を控え、「様子見ムードが続く」(FX業者)とみられる。決定会合の内容をめぐっては、「金融政策は先月にマイナス金利を解除したばかりでもあり、政策金利は据え置きになる」(銀行系証券)との見方が支配的だ。
 焦点は、国債購入の減額で、「減額となれば、いったんは円の買い戻しになるのではないか」(大手邦銀)と指摘される。このほか、植田総裁の記者会見も「円安けん制を狙ったタカ派的な発言が出るかどうかも注目点」(先のFX業者)とされる。「追加利上げに前向きな発言が出れば円安けん制として有効」(先の大手邦銀)との指摘が聞かれる。
 ユーロは対円、対ドルで小動き。午前9時現在、1ユーロ=166円92~93銭(前日午後5時、166円85~85銭)、対ドルでは1.0726~0727ドル(同1.0721~0721ドル)。(了)

時事通信

関連ニュース

最終更新:4/26(金) 9:35

時事通信

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング