〔米株式〕NYダウ小反落、38ドル安=ナスダックは高い(24日午前)

4/24 23:34 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】24日午前のニューヨーク株式相場は、4営業日続伸した後を受けて利食い売りが先行し、小反落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時15分現在、前日終値比38.04ドル安の3万8465.65ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は83.53ポイント高の1万5780.17。
 ダウは前日までの過去4日間で約750ドル余り上伸。週後半にかけて1~3月期の米国内総生産(GDP)速報値、3月の米個人消費支出(PCE)物価指数など重要指標の発表を控え、この日はひとまず持ち高を整理する動きが先行した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ先送り観測が台頭する中、米経済成長や足元のインフレ動向を今後の金融政策を判断する手掛かりを得たいとの思惑が広がり、積極的なポジション形成は手控えられているもようだ。
 米主要企業の四半期決算発表が本格化する中、業績はおおむね堅調と受け止められている。米電気自動車(EV)大手テスラが前日引け後に公表した1~3月期決算は、主要市場の米国と中国での販売の伸び悩みが響き、4年ぶりの減収となったが、株価には織り込み済み。市場では、現行よりも安価なモデルを含む新車種の生産開始を前倒しする計画が好感され、テスラ株価は一時16%高と急伸し、ハイテクやIT関連株がつれ高となっている。
 一方、米商務省が朝方発表した3月の米耐久財受注は前月比2.6%増加。伸びは市場予想(2.5%増=ロイター通信調べ)を若干上回ったが、反応は限定的だった。
 個別銘柄では、ベライゾン・コミュニケーションズ、ホーム・デポなどが1%超安となり、ダウ平均を下押し。半面、ビザ、インテルが約2%高。ボーイングも1%超高と堅調に推移している。この日引け後に四半期決算発表控えたメタ(旧フェイスブック)は小幅高。(了)

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最終更新:4/25(木) 0:26

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