〔東京外為〕ドル、154円台後半=材料乏しく、こう着(24日正午)

4/24 12:04 配信

時事通信

 24日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、新規の材料が乏しく、1ドル=154円台後半でこう着。正午現在は、154円80~81銭と前日(午後5時、154円81~82銭)比01銭の小幅ドル安・円高。
 前日の米国市場の序盤は、利下げ先送り観測や中東情勢の悪化懸念が和らいだことから、154円80銭台と34年ぶりの高値を更新した。その後は、4月のPMIが製造業、サービス業ともに市場予想を下回ったことから、154円50銭台に下落。中盤は、ショートカバーで154円80銭台に再浮上したが、一部メディアが「円安加速の影響を議論」と報じたことから売りが強まり、再び154円50銭台に下落した。終盤は、欧米主要株価指数の堅調を受けて、154円80銭台を回復した。
 東京市場の午前は、日経平均株価の大幅高を受けて買いが先行し、154円80銭台へ強含んだ。その後は、日経平均の上昇一服を眺めて、154円75~80銭程度で高値もみ合いとなった。
 ドル円は、国内外の株高や対ユーロでの円売りなどで下値が堅い一方、政府・日銀の介入警戒感から上値も重く、154円台後半でのボックス相場が続いている。また、週後半に米国のGDPやPCE物価指数、日銀金融政策決定会合を控えて様子見姿勢も強い。
 午後も、目立った材料が乏しく、「地合いに変化はないだろう」(FX会社)と見込まれる。
 ユーロは朝方に比べ対円で上昇、対ドルは小動き。正午現在は、1ユーロ=165円79~80銭(前日午後5時、165円32~33銭)、対ドルでは1.0710~0710ドル(同1.0677~0678ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:4/24(水) 12:35

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