17日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、売買に決め手を欠き、1ドル=154円台後半で小動きとなっている。正午現在は、154円68~68銭と前日(午後5時、154円39~39銭)比29銭のドル高・円安。
前日の米国時間の序盤は、日本政府・日銀による介入警戒感から売りが強まり、153円90銭近辺に急落した。中盤にかけては、パウエルFRB議長などの利下げに慎重な発言を受けてショートカバーが入り、154円80銭手前へ切り返した。終盤は、長期金利の上昇一服や介入警戒感から伸び悩み、154円70銭前後で推移した。
17日の午前は、手掛かり材料に乏しく、154円60~70銭台で小浮動した。
ドル円は、引き続き政府・日銀による介入警戒で上値が重い一方、米利下げ先送り観測で下値も堅く、方向感が出ていない。
午後も、新規の材料が見当たらない中、介入警戒と米利下げ後ずれ観測のせめぎ合いが続き、154円台後半を中心に推移するもよう。
ユーロは朝方に比べ対円、対ドルで上昇。正午現在は、1ユーロ=164円48~50銭(前日午後5時、163円91~94銭)、対ドルでは1.0633~0634ドル(同1.0617~0618ドル)。(了)
時事通信
最終更新:4/17(水) 12:35
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