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Group20=1匹の狼Gang +19匹の羊Group

3月21日(火)12時44分配信 トレーダーズ・ウェブ

1.G-20(Group of20)20カ国財務相・中央銀行総裁会議
 G-20とは、G7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)の米国・英国・フランス・ドイツ・日本・イタリア・カナダとEU(欧州連合)に、12の新興経済国(ロシア・中国・韓国・インド・インドネシア・オーストラリア・トルコ・サウジアラビア・南アフリカ・メキシコ・ブラジル・アルゼンチン)の20カ国・地域で構成される国際会議であり、世界的に重要な経済・金融問題が協議される。1999年にG-20財務相・中央銀行総裁会議が始まり、リーマン・ショック後の2008年からはG-20首脳会議も開催されるようになった。
 G-20の前身であるG-5は「通貨マフィア」と呼ばれたことで、GroupではなくGangと揶揄されている。

■第1回G-20(1999年ドイツ、ベルリンで開催)
・目的:G20は、ブレトン・ウッズ機関の制度的フレームワークの中で非公式な対話のための新しいメカニズムを提供し、システム上重要な国々の間における主要な経済・金融政策上の問題に関する議論を拡大し、全ての国々の利益となる安定的かつ持続可能な世界経済の成長を達成するための協力を促進するために創設された。
・貿易:世界経済に広範な恩恵をもたらすであろうモノとサービス貿易の多角的自由化に向けたWTOによる継続的な進捗が重要であることを再確認した。
・為替:持続不可能な為替相場制度は脆弱性の重大な要素であり、金融政策と整合的な為替相場制度が極めて重要であると認識した。

■第19回G-20(2017年ドイツ、バーデン・バーデンで開催)
・貿易:我々の経済に対する貿易の貢献の強化に取り組んでいる。我々は、経済成長の追求に当たって、過度の世界的な不均衡を縮小し、更なる包摂性及び公正を促進し、格差を削減するために努力する。
・為替:為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることを再確認する。我々は、為替市場に関して緊密に協議する。我々は、通貨の競争的な切り下げを回避することや競争力のために為替レートを目標とはしないことを含む、我々の以前の為替相場のコミットメントを再確認する。

2.トランプ米政権の世界支配

■G20(3月17-18日)
 今回のG20では、ムニューシン米財務長官(元Goldman Sachs)が米国という狼のようなGangsterを代表し、他の19の羊のようなGroupを支配し始めた。
G-20声明では、トランプ米政権が標榜する保護貿易主義に敬意が表された形で、これまでの「あらゆる形態の保護主義に対抗する」という文言が削除された。さらに、米国の貿易赤字削減のため、対米貿易黒字国である中国、日本、ドイツなどが、貿易不均衡の是正に向けて、公正な通商政策を打ち出すことが要請された。
■FOMC(3月14-15日)
 今回のFOMCでは、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁(元Goldman Sachs)が唯一人利上げに反対した。おそらく、来年2月に任期満了となるイエレン第15代FRB議長の後任としてカシュカリ第16代FRB議長が誕生して、金利上昇を抑制することでトランプ米政権の資金調達を容易にするのかもしれない。
山下

最終更新:3月21日(火)12時44分

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