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東芝が決算発表を再延期へ 綱川智社長らが会見(全文1)再延長申請の理由

3月14日(火)18時58分配信 THE PAGE

東芝が決算発表を再延期へ 綱川智社長らが会見(THE PAGE編集部)
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東芝が決算発表を再延期へ 綱川智社長らが会見(THE PAGE編集部)
 経営再建中の東芝は14日、2016年度4~12月期決算発表の再延期を申請すると発表した。関東財務局が認めれば、次の提出期限は4月11日になる。綱川智社長らが同日午後4時から記者会見して経緯などを説明する。

 当初は2月14日に決算発表される予定だったが、米原発子会社ウェスチングハウス(WH)で内部統制の問題があるとの内部通報を受け、調査が必要として発表を1か月延期していた。

綱川社長よりおわび

司会:ただ今より第3四半期報告書提出期限の延長および東芝の今後の姿に関しますご説明を始めさせていただきます。最初に本日の出席者をご紹介申し上げます。代表執行役社長、綱川智でございます。代表執行役専務、平田政善でございます。執行役常務、畠澤守でございます。社外取締役で監査委員会委員長、佐藤良二でございます。申し遅れました、私は本日の進行を務めます広報・IR部、長谷川でございます。それでは冒頭、綱川より、まずお話を申し上げます。

綱川:綱川でございます。本日は第178期第3四半期報告書の延長後の提出期限であります。本来であれば四半期決算についてご説明させていただく予定でございましたが、いまだに独立監査法人の監査レビュー報告書を受領できていない状況であることから、大変、遺憾ながら本日、関東財務局に再度の提出期限延長を申請いたしまして、承認をいただきました。それに伴いまして決算発表も再度、延期することとなりました。株主、投資家をはじめとするステークホルダーの皆さまには本件に関し、多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを、あらためて深くおわびを申し上げます。

 本日はこれから2つの項目につきましてご説明させていただきます。1つ目が、この提出期限を再度、延長することになった理由およびウェスチングハウス社の内部通報に関する調査の経過報告と、これが1点目でございます。2つ目が今後の東芝の姿についてご説明をいたします。

 では初めに再延長申請の理由、それからウェスチングハウス社における内部通報に関する調査の状況につきまして、取締役監査委員会委員長の佐藤からご説明させていただきます。その後、私から東芝再生への取り組みと、今後の東芝の姿につきましてご説明させていただきます。それでは佐藤監査委員長、お願いいたします。

再延長申請の理由について

佐藤:佐藤でございます。当社は本日、財務省関東財務局に第3四半期報告書について4月11日まで提出期限を再延長させていただきたいとの申請をし、先ほどご承認をいただきました。再延長の経緯および理由をご説明いたします。

 先月2月14日に第3四半期報告書の提出期限の本日3月14日までの延長承認をいただいて以降、当社監査委員会は外部弁護士事務所を起用して、平成29年3月期第3四半期決算におけるCB&I ストーン・アンド・ウェブスター社の買収に伴う取得価額配分手続きの過程を中心に一部、経営者による不適切なプレッシャーの有無や、当該プレッシャーが存在した場合の会社への影響の有無等の調査を実施しておりますが、監査委員会としては現時点での調査内容に基づき、一部経営者による不適切なプレッシャー等の存在を認定するとともに、改善措置を講ずることといたしました。

 他方、第3四半期決算の過程において、一部経営者による不適切なプレッシャー等の存在が認定されたことに加え、延長承認をいただいたあとの調査に関連して得られたメールデータや証言等の全ての情報を踏まえると旧CB&I ストーン・アンド・ウェブスター社に係る平成29年3月期第3四半期以外の期を含む追加調査を行うことが必要と判断いたしました。これを受けて同社に係る一部経営者による不適切なプレッシャーの有無および会計への影響について、さらなる調査を行うことといたしました。ただし当社としては、現時点では四半期連結財務諸表に具体的に修正を行うべき重要な事項を認識しておらず、独立監査人からもそのような事項の指摘を受けておりません。

 これらの調査の完了および報告、それを受けた監査委員会としての調査結果の評価ならびに独立監査人によるレビュー手続きには、さらに4週間程度の期間を要すると判明いたしました。このような事情により、当社は遺憾ながら本日までの四半期報告書を提出することができず、本日提出期限の4月11日までの再度の延長申請を行って、その承認を受けました。

ウェスチングハウス社における内部通報に関する調査の状況について

 続きまして、もともとのウェスチングハウス社での内部通報の内容と、これまでに実施した調査を踏まえて、当社が出している結論につきご説明いたします。この内部通報は当時ウェスチングハウス社の管理職だった者が原子力発電所の建設プロジェクトコストを検証する検証会議で、コスト修正への合意を拒否した報復として当時の職責を解かれたと主張する内容でした。当該内部通報を受け、外部弁護士事務所による調査を実施いたしましたが、当該従業員がコスト修正への同意を拒否したことで解雇された事実はなかったとの調査結果を得ております。

 一方、調査の過程で一部経営者により不適切なプレッシャーがあったとの供述があったため、当社はさらに追加で対象範囲を拡大して調査を実施しておりました。当社としては現時点では四半期連結財務諸表に具体的に修正を行うべき重要な事項を認識しておらず、独立監査人からも、そのような事項の指摘を受けておりません。なお、プレッシャーを与えたと認められた経営者についてはウェスチングハウス社への経営の関与を控えるよう、改善措置を講ずることといたしましたが、調査が完了した時点で、あらためて最終的な措置を公表いたします。

 決算発表ができない状況が続き、投資家をはじめとする関係者の皆さまには多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしますが、引き続きご支援をよろしくお願いいたします。私からは以上です。

司会:続きまして、綱川より今後の東芝の姿につきまして、ご説明申し上げます。

【連載】東芝が決算発表を再延期へ 綱川智社長らが会見 全文2へ続く

最終更新:3月18日(土)5時47分

THE PAGE

 

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