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株式週間展望=「来期業績」が焦点に―全体相場は修復トレンド、3つの選別候補、電子部品も注目

1月28日(土)9時06分配信 モーニングスター

現在値
トヨタ 3,380 +10
コマツ 2,439 +12
NEC 159 -1
任天堂 12,490 +190
日立建機 1,711 +17
 株式相場の「足腰」は強まっている。

 復興関連の低位材料株から、トヨタ自動車 <7203> やコマツ <6301> といった主力株に物色戦線は拡大。外国人投資家の買い越し額も26日発表の1月第3週(16-20日)分が2132億円と昨年7月第1週以来の高水準に膨らんだ。外資系証券(9社)の寄り付き前の売買集計からみる限り、その後も金額ベースでの買い越しは継続しているもよう。また、FRB(米連邦準備制度理事会)が現地25日に打ち出した、2014年末までのゼロ金利継続方針は「欧州リスク」の後退ムードとも重なって、見直し買いを誘っている。

 日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)ともに25日移動平均線と75日線のミニ・ゴールデンクロス(GC)が接近。来週(1月30日-2月3日)は株価修復トレンドに乗ることを心掛けたい。

 ただし、留意すべき銘柄選別のポイントがある。収益動向だ。

 この場合、足元の12年3月期第4四半期(1-3月)の収益状況や通期予想に、過度に目を奪われてはならない。それが、たとえ計画未達、ないしは減額修正であっても、すでに株価に織り込み済み。先読みを争うマーケットの関心はとっくに「来期」にシフトしているからだ。

 27日、NEC <6701> と任天堂 <7974> はそろって下落。任天堂は一時、7年10カ月ぶりに1万円大台を割り込む事態となったが、これまた今期の厳しい収益状況が来期も継続するのではないか、という「来期の不安・警戒」が株価不振の根っこにある。

 この2銘柄とは違って、今期の営業利益予想を26日に下方修正した日立建機 <6305> の株価は27日、頑強に推移。新興国のインフラ拡大で建設機械の受注が増えることによる「来期の巻き返し」期待が強いため。昨年8月以来の1300円台を回復した三井物産 <8031> が27日、売買代金トップのにぎわいとなったのも、銅など資源高による来期業績の拡大観測が背景にある。

 来期の業績予測が相場の明暗を分ける、こうした動きは来週の東芝 <6502> 、ソニー <6758> など主力企業の決算発表を経て、一層強まるだろう。「来期業績」という、ふるい分けのテーマで浮かび上がる候補は、(1)建設株を軸とする復興関連(2)米国や新興諸国の景気拡大で恩恵を受ける機械、商社といった国際景気敏感株(3)スマートフォン(多機能携帯電話)関連など受注増が見込めるハイテク株――の3つ。

 来期収益拡大は折り紙付きとのムードから、今週から(1)、(2)は物色の2本柱として動意づいているが、来週は(3)に関連する電子部品・材料株にも買い人気が広がりそう。目先調整を経て、日経平均は週後半に9000円にトライしよう。(赤間憲明)

提供:モーニングスター社

最終更新:1月28日(土)9時06分

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